11.12.2011

[film] Sometimes a Great Notion (1970)

10日、木曜日の晩、9:15から見ました。 なんか毎晩映画見ているようだが、とにかく目も当てられないくらいの惨状なのよ。

公開40周年記念、ということでBAMで1週間だけ上映されていて、みんながみんな必見!傑作! て騒いでいるので。

邦題は『オレゴン大森林/わが緑の大地』。
原作は『カッコーの巣の上で』のKen Keseyの小説。

監督・主演がPaul Newman。 
最近の子にはポップコーンとドレッシングのおじさんかもしれないが、昔はこんなにかっこよかったんだよ。

オレゴンの山奥で、木の伐採と運び出しをやっている一家があって、家長がHenry Fondaで、Paul Newmanとか義弟とか、ぜんぶで6人くらいで暮らしている。 おうちの銘は"Never Give a Inch"。 言葉少なくて、でも岩のようにがんこなの。

ストへの誘いを断ったりしたせいで組合からあれこれ嫌がらせをうけて、でもめげずに一家で山に仕事に出たら事故にあっていろいろ失ってぼろぼろになって、それでもくじけない、折れない、という。

今ならClint Eastwoodがやりそうなテーマだが、あそこまできつい、悲惨なかんじにはならない。
オレゴンの森と、伐採シーンのばりばりをどこまでもでっかく見せて、更にラストの曳航のところの堂々としたふん!うるせえよ、に繋がっていくところに主人公のどこまでもまっすぐな自分の仕事に対する思いと誇りが投影されているからだと思う。

喋らないし、がたがた言わない、喧嘩もしない、ストなんかやってる暇があるんだったら働け、木を切れよ、って。
えらいなー。 無駄口いっさいなし。

ああ、あんなふうに澄んだ瞳でただただ自分の仕事ができたら、どんなにかよいだろう!  
と一応書いておこう。

それにしても、木の伐採て、すごいしこわいねえ。木の屠殺だもんなー。

ラストの中指、あれもすんばらしいー!

土曜日になりました。 外は5℃...

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