28日、金曜日の晩にユーロスペースで見て帰りました。
監督いまおかしんじ、撮影Christopher Doyle、音楽Stereo Total、という日独合作のピンク映画、よくわからない。 でも映画はおもしろかった。
冒頭、ハレーションを起こす寸前くらいにきんきんの緑の池、そのまんなかでかりこりきゅうりを齧る河童。 ああ、Christopher Doyleだわ、て。
佃煮工場で働く婚約したばかりのおねえさんのところに河童が現れる。河童は高校のときに溺れて死んだ青木君だという。河童の青木くんは遊んでよう、という。そのうち死神が現れる。
そんなおはなしなの。
「おんなの河童」ていうのは、おんなの河童が現れる、という話しではないの。
すべてのおんなのこには河童がいるもんよ、そんなようなかんじの。 たぶん。
ところどころで歌と踊りが入ってくるのだが、それらが画面とその流れにぜんぜん違和感なくはまってしまうところはさすが、としか言いようがない。
なれなれべたべたしたかんじで同調しようとするのではなく、スタイリッシュに決めようとするあざとさもなく、適当につくったmix tapeみたいにさーっと入ってくる。
「かえるのうた」(2005)のラストの衝撃までは行かなかったけど、別にあそこまで求めない。
Pinaかなー、とも思ったが、どちらかというとRosas/Anne Teresa De Keersmaekerのほうかも。
あと、河童に連れられて入っていく森と川の美しさはStraub-Huilletだった(笑)。
なんにしてもヨーロッパなのね。
だれか”Let Me In” (2010)をこんなかんじでリメイクしないかしら。
11.05.2011
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