新年あけましておめでとうございます。
2015年最後に見た映画は、新宿での”Heaven Knows What” - 「神様なんかくそくらえ」でした。
2016年最初に聴いた音楽は、もちろんアナログで、Mission of Burmaの"Signals, Calls, and Marches”から"That's When I Reach for My Revolver" を聴いて、そこからJawboxにいって、Fugaziにいったら止まらなくなりそうだったので、The Replacementsにいった。
こんなかんじになりそうな一年である、と。
2015年最後に買った本は紀伊国屋で、たまったポイントでセザンヌの評伝とシネ砦を買った。
元旦はお片づけしながら、お片づけで発掘されたあんなのこんなのを落ち着きなく拾い読みしていた。
というわけで2015年のベストあれこれ。
[film]
新作の20本;(順番は見た順。下のほうが古い)
■Happy Hour
■Trois souvenirs de ma jeunesse : nos arcadies 「あの頃エッフェル塔の下で」
■Mustang
■La princesa de Francia (2014) 「フランスの王女」
■Brooklyn
■Heart of a Dog
■螺旋銀河 (2014)
■聶影娘 「黒衣の刺客」
■Aloha
■Spy
■Mistress America
■Trainwreck
■Dressing Up (2012)
■Clouds of Sils Maria (2014)
■Eden (2014)
■Love At First Fight (2014)
■While We're Young (2014)
■Mes séances de lutte (2013) 「ラブバトル」
■Girlhood (2014)
■National Gallery (2014)
上の20本からはもれたけど、すばらしかった10本。
■Ricki and the Flash
■Bird People (2014)
■La Patota 「パウリーナ」
■Straight Outta Compton
■Sleeping with Other People
■Suzanne (2013)
■Deux jours, une nuit (2014) 「サンドラの週末」
■Mercuriales (2014)
■The Disappearance of Eleanor Rigby: Her / Him (2013)
■Jimmy P. Psychotherapy of a Plains Indian (2013) 「ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して」
フランスの国は悲惨なことが沢山起こって大変だったことでしょうが、映画のほうは充実していた。 アサイヤスとデプレシャンとミア・ハンセン=ラヴの新作を見ることができた幸せ。
アメリカのは、そもそも肝心な作品たちが殆ど公開されないのだからお話しにならないの。(ネット配信に移行するからいいとか言うひともいるようだが、ネット配信ていうのはビジネスモデルの話だからね、文化の話じゃないんだよ)
日本のは、「Dressing Up」と「螺旋銀河 」と「ハッピーアワー」と出会えたのでそれだけでよかった。 これら+数本を除いてシネコンでかかるような「日本映画」はぜんぶ映画ではない別の業態のなんかとして地の果てに蹴飛ばして臭いものにフタしてしまいたい。
旧作10本。
■戯夢人生 (1993)
■Yoyo (1965)
■Les Tontons flingueurs (1963) 『ハジキを持ったおじさんたち』
■Summer Trip to the Sea (1978) 『海に出た夏の旅』
■La belle personne (2008) 「美しいひと」
■Petits frères (1999) 「少年たち」
■ハナコサン (1943)
■恐怖份子 (1986)
■La chute de la maison Usher (1928) 「アッシャー家の末裔」
■The Iron Horse (1924)
[art]
■Jacqueline de Ribes : The Art of Style @Metropolitan Museum of Art
■Jim Shaw: The End is Here @New Museum
■Berlin Metropolis: 1918-1933 @Neue Galerie
■Wolfgang Tillmans - Your Body is Yours @国立国際美術館
■Cy Twombly - Fifty Years of Works on Paper @原美術館
■長新太の脳内地図 @ちひろ美術館
■GUERCINO 「グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家」 @国立西洋美術館
■Monet and the Birth of Impressionism @Städel Museum
■On Kawara - Silence @Guggenheim Museum
■Madame Cézanne @Metropolitan Museum of Art
[music]
ライブはやっぱしぜんぜん行けなかったよう。
■Shellac - Nov.25 @Unit
■Melvins - Nov.22 @Studio Coast
■Erykah Badu - Aug.30 @Hollywood Bowl
■The Jesus and Mary Chain : 30th Anniversary of Psychocandy - May 5 @Riviera Theater
■Sharon Van Etten - Feb.23 @Billboard
■Faith No More / Le Butcherettes - Feb.18 @Studio Coast
■Benjamin Booker - Feb.13 @duo
今年はNINとPJ Harveyが再起動して、LCD Soundsystemも復活する。
ライブお休みはこれらを目がけて画策していくことになろう。
録音もの。新しいやつは、あんまないかも。
■Courtney Barnett “Sometimes I Sit And Think, And Sometimes I Just Sit”
■Sleater-Kinney “No Cities to Love”
■Sufjan Stevens “Carrie & Lowell”
■Sharon Van Etten “I Don't Want to Let You Down” - EP
■Beirut “No No No”
■Low “Ones and Sixes”
あと、Kendrick Lamar、おもしろい。
Reissueもの。
いろんな箱とかが一杯出過ぎで、とにかくスペースないんだから控えめになった。
なんかあれよね、雰囲気としてあとあとの投資狙いみたいのも出てきていてやなかんじかも。
Ork Recordingsのふたつは取り寄せたのだが送料だけで8000円以上、かつてない厳重梱包でやってきたのだが、その価値はじゅうぶんあった。 でも自分の持っていたいくつかの7inchとミックスが明らかに違うのがあってなんじゃろう? になっている。 べつにいいけど。
■Ork Records : NEW YORK, NEW YORK
■Ork Records : COMPLETE SINGLES
■Jawbox “My Scrapbook Of Fatal Accidents”
[book]
お片づけをしながら(山をあっちにこっちに移動したりしながら)なにを読んだかしら、とか思いめぐらせていたのだが、食い散らかしてばかりだったらしく、あまり残ったものがないようだった。
ホセ・ドノソ「別荘」、「トリュフォー最後のインタビュー」、リディア・デイヴィス「サミュエル・ジョンソンが怒っている」、ハーマン・G・ワインバーグ「ルビッチ・タッチ」くらい。
落ち着いてぜんぜん読む時間が取れなかったので、今年はちゃんと読みたい。
お片づけはがんばった。 がんばったけど限界もありすぎた。
映画「ハッピーアワー」に斜めにした椅子の重心を探って椅子でも瓦礫でもなんでも立てちゃう変なひとが出てくるのだが、その真似でどんなに不揃いな本の塊でも崩さずに積みあげてみせる、ていう作業に途中から夢中になって、でもそんなのちゃんとやれば普通にできるじゃん、と気がついてから醒めちゃったので失敗だったかも。 ← 成功とか失敗とかいってる時点でお前は負けだ ← お片づけは勝ち負けじゃない ← いや、片付けだから勝たなきゃいけないんじゃないか (以降、えんえんやる)
(結果はInstagramで見てね)
(以下は昨年のコピペ)
今年もたくさんのよいものに出会うことができますようにー。
出会うことができるくらいの時間が取れますように。
あと、現政権を倒すこと。 ぜったい許さないから。
1.01.2016
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