11日、日曜日の午後、”.. Malala"に続けて見ました。
わたしは"Rocky"の3部作だか4部作だか何部作あるのかしらんが - を見ていない。 TVで流れているのを横目で見たことがある、くらい。 殴り合いもスポーツもトレーニングも(だいっ)きらいだし、公開当時、階段を上りきったところで両手をあげてくるくるするバカとか、片腕で腕立て伏せをしようとして顔面をぶつけてるバカとか、周囲にはうじゃうじゃいたのでそういうので十分だったんだ。
これはホラー映画も同じことだが、それなりの耐性がついた(きらいなやつにもバカにも)ので見るようになったけど、やっぱし得意ではないなー。
Rockyの宿敵だったApolloの息子が成長してボクサーになって、老いたRockyがそのコーチについて、ていう大筋の説明はいらないよね。
子供の頃のAdonis Johnsonは問題児で少年院に入れられても暴力沙汰ばかり起こしていて、彼を引き取りにご婦人が現れる。 そのApolloの未亡人によって西海岸の裕福な環境で育てられたAdonis(Michael B. Jordan)はちゃんとした会社に就職して真面目に働いているのだが、週末になるとメキシコに渡って闇ボクシングみたいなので稼いでいて、ある日、やっぱし会社やめるわ、といってフィラデルフィアにひょいと旅立ってしまう。
やっぱり血なんだわ、とそっと見送る育ての母。
で、その血が求めた場所がフィラデルフィアの地であり、その筋肉が求めたのが、かつて父と対峙したRocky(Sylvester Stallone)であった、と。
ボクシングなんて関係なく地元で地味にレストランをやっていた彼に頼みこんでコーチをしてもらって、Rockyとかつて一緒にやっていたコーチのボクシングジムの一番星を叩き潰したあたりで、メディアにAdonisの出自が明らかになって、こいつは金になるぜ、とふんだ連中からこんどはムショ帰りの凶暴な英国野郎との対戦がセットされてしまう。
実力でいうと向こうのほうが断然上、お育ちは向こうのほうが数段お悪くて、対戦は完全にアウェイの英国で、Rockyは病に倒れていて死にそう、ていう最悪の状態で試合になるのだが、自分はCreedなんだ、て覚醒して、ママからはApolloとおなじトランクスが送られてきたりするものだから、こんなの盛りあがらないわけがあろうか。
育ち(Johnson)じゃねえんだ、血(Creed)なんだよ、みたいなおらおら成り上がり話にしてしまえば漫画みたいにおもしろくなるのだろうが、それだけではないナイーブなところもあって、そこがよいの。 "Straight Outta Compton"もそういうところがあったけど。
歌手のBianca(Tessa Thompson)とのやりとりのところが個人的にはいちばんよかったなー。
“Rocky”の頃の恋人たちの姿とは違うよねえ。
あと、フィラデルフィアの町とか路地の風景の擦り切れたかんじもたまんないの。
主人公の脇をバイクが走り抜けるとことか。
あと、EP7もそうだったけど、なんかオリジナル(1976)と相似形を描いているような気がしてならなくて、なんだろうねえ、とか。 次はDolph Lundgrenの息子が出てくるんでしょ?
1.20.2016
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