11.10.2015

[art] Jim Shaw: The End is Here

1日、新しくなったWhitneyを見て、その近辺を散策したあと、そうだICP (International Center of Photography)に行こう、とこないだ来たときに新しいとこの広告をみたBoweryの場所に行ってみた、ら再オープンは2016年春だった …  なんでそんな勘違いをしたのか腹立たしくて思いだしたくもないのだが、とにかく気を取り直して通りの反対側のNew Museumに駆けこむ。 どうせ見るつもりだったし。 地下鉄にも広告出てたし。

Destroy All MonstersのメンバーだったJim Shawの展示。

http://www.newmuseum.org/exhibitions/view/jim-shaw-the-end-is-here

2階、3階、4階のフロアをぜんぶ使って初期のドローイングからばかでかいインスタレーションから彫刻から、ありとあらゆる”The End” - 終末の絨毯爆撃、もう終ってるんだよ、いいかげんわかれ(→ アメリカ)、をやってる。

2014年のはじめにMOMAのPS1で見たMike KelleyのRetrospectiveの記憶と重ねてみると荒廃、荒れ野、悪趣味、危険物、廃棄物なかんじは最強最悪に増幅されて、Mike Kelleyがデトロイトの子供時代を積み上げていたのと同じようにミシガン郊外からカリフォルニアにかけての煤けた子供時代の記憶を、おもちゃやTVやコミックや図鑑、などなどを箪笥の引き出しから引っぱり出してずらずら並べていく。

平面作品が多いせいか、Mike Kelleyほどとっちらかっていなくて、端正でみっしりびっちり詰め込んであるかんじ、そのぶんたちが悪くてどす黒い邪念がたんまり籠っているふう。とにかくいくら見てても飽きないの。 ほんとバカみたいにおかしい。

怪獣どもをぜーんぶぶっつぶすには、これだけの怪獣どもが必要だったということよ。

ここのルーフトップにも久々にあがってみた。
前回来たときにはまだ視界に新しいWorld Trade Centerはなかったのにねえ。

帰り、カタログは買わなかったけど、Destroy All Monstersのアナログ - 75年頃の録音の - があったので買った。 Printer Matterから2009年に出たやつ。 
さっき聴いてみたらすんげー退屈でたまんなかった。

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