行きとか帰りの飛行機(今回はANA便)で見た映画とか。
Seattle行きから。 8時間なので寝る時間を引くとあんまし見れない。
まず"Trainwreck"があったので大よろこびでもう一回見る。何回でも見るよ。
ベースはラブコメなんだけど、家族の物語でありパーソナルな面倒ごとの物語であり仕事の物語でもあって、これらが地続きで全部繋がっていることのおかしさ - しんどさではなく、それをおかしさと、それ故の愛おしさとかけがえのなさに着火させようという意思(そしてそういった嗜好そのものが、既にじゅうぶんに怪しくておかしい)がJudd Apatowのコメディには常にあって、だから大好きなんだなあ、と改めて思った。フランスで好かれる理由もこの辺にあるのでは。(アンスティチュのフレンチ・コメディ特集で上映されるドキュメンタリーは絶対いくべし)
それから、なんでかWim Wendersの"Every Thing Will Be Fine"があったので見始めたら、ぜんぜんタイトル通りとは思えない内容のようで、ディスプレイの解像度もどんよりと暗くて、寝よう、と思って寝た。こういうのはちゃんとシアターで見ないとね。
起きてから到着まで何見ようかしら、で、Star WarsのEp4から6までがあったので、しょうがないか、とEp4を見る。 そういえば、ANA便、San Jose行きにしておけば、R2-D2仕様の飛行機になったのだった。もうそんな歳じゃないでしょ、ではあるもののちょっとだけ、な。
Ep4は、97年の改訂版だった。これ、あんま好きじゃないんですけど。 オリジナル版をもういっかい、ちゃんとリストアしてくれないかしらん。
SFからの帰りの便で見たやつ。
Infinitely Polar Bear (2014)
Mark Ruffaloが名家の出で優秀だったのに精神を病んで病院から出てきたところで、妻は娘ふたりを養うために資格とらなきゃ、とNYの学校に通うことにして、その間病みあがりのパパが娘の面倒を見るべく奮闘するの。 ぽろぽろでどん底に堕ちたMark Ruffaloなんてもう何千回も見ている気がしたのだが、映画はパパが家族を振り回すというより娘ふたりがパパもういいかげんにしてよ! て立ち向かう系ので、でもそれで修羅場がどうにかなるもんでもないので大変で、いつパパが緑の怪物に変身するのかはらはらしたりしたのだが、ひとりの死者・負傷者もなくなかなか甘めのファミリーアルバムとして終わったのでよしとしたい。
Fantastic Four (2015)
機内では2005年の同名作も見られるようにしていた、けど見比べたいと思う人なんているのか?
子供の頃からの科学マニアだった仲間達が物資伝送に夢中になって大人になっても辛抱強く続けてたらうまくいって、自分達で実験したら手足が伸びたり火だるまになったり岩石になったり透明になったり、ひとりは異次元に置き去りになったり大変で、でも政府は彼らの身体特性を兵器として使おうとして、彼らは彼らでなんとか治療法を探そうとしてて、そうしているうちに置き去りにされた奴が恨み節全開でやってくるの。
全てのやりとりが彼らと政府の間の敵か味方か、みたいなわかりやすい図式のなかで閉じてて、さらになにもかもが既決事項ですからみたいにするする決まって流れていくので、人類の運命とか平和とかはあんまどうでもいいかんじなの。
最後は、ありのままの姿を受け入れよう、俺らがファンタスティック・フォーだ! って宣言するのだが、なんだよそれ、なにがファンタスティックじゃぼけ、なのよね。
これならJessica Alba版のほうがだんぜんましだわ。
まだ時間があったので、The Holiday (2006)を再び。
Nancy Meyersばんざい、ということで。
もうだいたい10年前の映画だけど、とってもおもしろいし、この設定からいくらでも拡がるねえ。
数年後にどこかでリメイクされればいいのに。
なんもしないまま3連休が終ってしまったよう …
11.23.2015
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