ここんとこの出張がことごとく後味わるいかんじで潰されてきたのであああったまきて休暇を取って、これから逃避の旅にでるの。いまの泥みたいな陽気も逃げだすのにはちょうどよいふうに萎れてやがるぜ。
この時期だともう欧州は寂しそうなので米国かなー、でもNYにすると歯止めなしの休暇どころじゃなくなってしまうしー、ポートランドも魅力的だけど4日間は長いかなー、そんなふうに見ていくとやっぱし西海岸かあ、としたとき、SFより北だとちょっと仕事くさくなっちゃうかあ、と、結局去年とおなじLAにしてしまった。 適度に気楽で映画館と本屋とレコード屋があるけど離れているので走り回る必要がなく諦めもきいて、そこそこ未開と発見の地があって、食べものはどうにでもなりそうなかんじ、となるとな。
と、いうわけで気分だけでも盛りあげようと、行きのNEXでは、iPodでJoni Mitchellの"California"きいて、Lunaの"California (All the Way)"きいて、Mazzy Starの”California”きいて、Rufus Wainwrightの”California”きいて、The Wedding Presentの”California”きいて、Beach Boysの"California Girls"きいて、The Magnetic Fieldsの"California Girls"きいて、Katy Perryの"California Gurls”をきいた。 結構あるもんだねえ。 そう盛りあがるもんでもなかったが。
こんかいのは誰がなんと言おうと断固ぜったい休暇なので、あんまし計画は立ててなくて、ライブがひとつくらい、映画は、みっつ見れればじゅうぶん、そんなもん。そんなもんですませたい。
唯一、ほんとに心残りで残念でならないのは30日のデモに参加できないことだよ。
この、くそみたいなさいてーの夏をなんとか乗り切れたのは毎週金曜日の国会前があったからで、その最大かつ最後の(最後にしたいよねいいかげん)大突撃に加勢してあいつらの息の根を止めるのをこの目で見届けられないのはくやしいけど、魂はつねに、あの場所に飛んでいくから。 帰ったときにはうっとおしかった夏も政権も終っていますようにー、という夢想。そしてこの夢を夢のままで終らせてはいけないの。
ではまた。
8.29.2015
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