8.27.2015

[film] Terminator Genisys (2015)

そういえば見るの忘れていた、と、18日の晩、日比谷でみました。 割とどうでもよかったのだけど。

おそらくパート1の冒頭にあったのと同じ未来から始まって、John Connor (Jason Clarke)が率いる戦いも終盤、Skynetは壊滅寸前で、あと一歩てとこで、Skynetは最終兵器としてのTerminator - パート1と同じくぴちぴちの - を送りこんだことがわかり、反乱軍もKyle Reeseを後から追っかけで派遣し、とにかくSarah Connor (Emilia Clarke)を守るように指令をだす。 ここまではパート1とおなじ。 でも、過去に送られる直前にKyleはJohn Connorの背後になんか悪い影を見かけて、更に80年代のLAにたどり着いてみると、Sarah Connorの横には既にぽんこつになりかけの旧型ターミネーター(T1: Arnold Schwarzenegger)が侍っていて、Sarahはとっくにいろんな事情を承知していた、と。

つまり物語は、一回目のタイムトラベルを経由したあとの、二巡目か三巡目かのサイクルにはいっていて、その流れで、あの金属飴みたいな新型の(T2)も早速現れて(おなじ顔にしとけや)、それに対する策も既にあって、どうせなら全部予定調和でいいじゃん、なのだが映画としては過去からの積み重ねを踏まえつつ、びっくりさせたりしないといけないから大変だなあ、とかおもった。
結局のところ、未来ていうのは、そういう延々続くループのなかにあって、それが終らない限りにおいては確かに予測できないし、閉じないし、ただそういうところも含めてお先まっくらであることは確かなのだった。

でもさあ、それやりだしたらなんだってありだよね、ていうのはT1の頃からみんなが言っていたことだと思うがそんなこと今更言ってもしょうがないので、T1のすっとぼけた劣化(あんな説明あるもんか)とか、気持ちわるい笑い顔とか、T1への教育と学習とか、わりとどうでもいいことに突っ込んでてきとーに納得するしかない。 世界が突然まっくらになったりしていない以上、まだ人類は負けていないらしいね、とか。

でもさあ、2017年に世界規模のシェアを持つOSだかなんかが現れてそこから一挙にあの状態になだれ込む、みたいな話はないよ("The Circle"とかも、みんなそういう枠組みがだいすきみたいだけど)。

考えるのがめんどくさいので、どうせだから、未来からやってきたフランケン執事 = ドラえもん、が未来から次々やってくる敵と戦う、みたいにしちゃえばよいし、実質そんなもんでしょ。
ほんとうは、フランケンが未来から落ちてきて、Sarahと出会って教えたり教わったり、のあたりから描くべきだったと思うし、そっちのほうが見たいかも。

Kyleは最初のときのMichael Biehnと比べるとずいぶん... 足が短くなったかも(フランケンもいるから彼とは恋には落ちないとおもう)。Sarah役のEmilia ClarkeはLinda Hamiltonよりはいいかも、とか。

T1のときの訳のわかんない奴に訳わからず延々追い回される悪夢と恐怖(ほんとpureな恐怖)からは随分遠いところに来たもんだねえ、て思った。 (自分が殺されるかも、ていう恐怖から逃げるところは同じかも知れないが、そこに人類とか未来とかが挟まることで変わってくる意味、とか)

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