5.26.2012

[music] The Drums - May.21

月曜日の晩、当日券で見ました。 恥ずかしい会社帰り状態。

この日、80年代に10代だったいま40代の啓蒙・世代検証・伝説好きのおじさんおばさんたちはみんな代官山のほうに行ったのだと思うが、そんなの行くもんか。

Girlsとおなじく初来日公演を見逃してたやつのリベンジ。 
あとブルックリンのバンドだから、というのもある。

ぜんぶで5人、ぜんいん子供の顔。 ガキというよりは。
メインのヴォーカルの子は、成長したダミアンみたいなかんじで、シャツのボタンを上まできっちりとめて、とくに乱れて踊りくるうこともなく、周囲を煽りまくることもなく、腰をくいくいする程度で、丁寧に歌っていく。  やたら「ありがとう」ばかり言っていたが、本当にそう思っていたのだと思う。

音はまあ、ベースがサーフィンなので、ずんたかずんた、の調子でずーっと走っていく。性急になることも、大波がくることも、大荒れになることもなく、ミディアムよかちょっと早め、くらいの速さを維持する。それをキープすることが肝心なのさ、と子供たちは真顔で言っているのだった。

で、その真面目さが終盤の"Forever And Ever Amen"まで来て、ぱーんとはじける。
それも、もっていったぜ、という力技ではなく、ふつうに花が咲きました、岩が割れました、というかんじで。 で、会場全体に大波を迎えた、きた! みたいな歓びがあふれるの。

1stしかちゃんと聴いていなかったのだが、音のかんじはあれよかどっしりみっしり、たまにベースが揺らいで、そこに反響板のようなギターが白い波を被せて散らす。

アンコール1回、1時間くらいしかやらない、でもわたしはこういう、地味に固いバンドが好きなんです。
The Walkmenとかもこんなかんじだよね。

あーなんか、もっとライブ行きたい。

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