7日、木曜日の晩、BFI IMAXで見ました。ふつうに恐竜すきだし。 あ、ふつうにネタばれしているのでちゅういね。
冒頭、もう廃墟になっているJurassic Worldのそばの海に潜って恐竜の骨を切り出して運びだそうとしている連中がいて、一部はでっかいのに喰われちゃうのだがなんとか持ち帰れたらしい。
で、その島自体が火山噴火でもうやばいのでそこに残されている恐竜をどうすべきかを議会で議論していて、Dr. Ian Malcolm (Jeff Goldblum)もコメントしたりするのだが、結果はそのまま絶滅させるしかないよね、になって恐竜の保護活動をしているClaire (Bryce Dallas Howard)はがっかりするのだが、その後彼女は北カリフォルニアの山奥にあるお屋敷 - Lookwood EstateのEli (Rafe Spall)に呼ばれて、そこで島に残った一部の恐竜 – 含. 前作に出てきたBlueとか - を別の島に運ぶ計画があるので手伝ってほしい、と言われて受けることにして、ぼーっと暇していたOwen (Chris Pratt)と仲間の2人(ふたりともよいかんじ)を連れて島に向かい、武装した運び屋の連中と合流してなんとかBlueとかを見つけるのだが、ここから先が実は罠で、見つけるもの見つけて船に乗せたらあばよ、であったことがわかる。
噴火で焼かれる手前で脱出して船内に隠れた彼らは、恐竜荷物がLookwoodのお屋敷に運ばれて、そのまま金持ち相手のオークションにかけられようとしていること、更に冒頭の骨のDNAから生み出された最強のハイブリッド恐竜もリリースされようとしていること、などなどを知って、OwenたちとLookwood家の孫娘Maisieは力を合わせてなんとか阻止して恐竜たちを救おうとするのだが、連中だっておとなしく黙っちゃいないので暴れだして大騒ぎの大混乱になるの。
前半の火山島からの脱出と、後半のお屋敷での大パニックと、ヤマはふたつあって、前半の脱出劇のほうが圧倒的に面白くてはらはらで、後半はお約束の悪い奴らは喰われちまえガブー、になるのでやや月並みで、もっと面白くできたかもなのになー、だった。
DNAをいじって絶滅させた種を復活させたりDNAを掛け合わせてより強力な種を生みだしたり、そういうことを考えたり実行していたそもそもの総本山の、いうなれば悪の巣窟というか、フランケンシュタインのお屋敷のようなところが舞台になったのだし、実際じゅうぶんにでっかくて変態な仕掛けもいくらでも組めそうなのだから、さらにぐちゃぐちゃどろどろの妄執・異形の人々的な阿鼻叫喚のほうに行ったって(実は少しだけあるけど)おかしくないと思うのだが、やはりChris PrattとBryce Dallas Howardのコンビだとちょっと明朗になりすぎちゃうか。このふたり、ぜんぜん悪くないのだけど。
個人的には石頭恐竜ががんごん大暴れしてくれるのが嬉しかった。子供の頃、こいつの絵とか描いてた。
続編とかはもうないのかしら? 世界 = Jurassic Worldになってしまうようだからもう誰にもどうすることもできないよね、だし、遺伝子操作されて高度化した獣が北カリフォルニアの森(北カリフォルニア、あれこれ雑で緩すぎ)に放たれる、って”Planet of the Apes”のシーザーたちとほぼ同じなのではないかしら。 この流れでそのままKing Kong vs. Goz .. に行っても誰も止めないし、ますます人間お呼びでないかんじだし。
6.12.2018
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