あんましないかもだけど、NYでのその他のあれこれを。
行きの飛行機内でみた映画ふたつ。
Keeping Up with the Joneses (2016)
昨年オースティンに行ったとき、見たかったけどぎりぎり見れなかったやつ。
企業の人事課(HR)のマネージャーのZach GalifianakisとIsla Fisherが夫婦で、近所の一軒家にJon HammとGal Gadotの夫婦(?)が越してくる。
こんな郊外のこんな家を現金で買ったというし、外見も行動もぎんぎらとんがってかっこよすぎて親しげに寄ってきてもぜんぜん周囲に溶けこむかんじがしないので、これはぜったい自分たちを狙ってきたなんかのスパイか犯罪者の一味だ、と思いこみやられるならその前に、と近づいたり嗅ぎまわったりぶつかって、やがて明らかになる彼らの正体と目的は?
Zach Galifianakisの穴熊みたいな夫婦もおかしいが、John Hamm & Wonder Womanの夫婦もものすごく怪しくて、両方向の変な火花がスパークして大混乱でおもしろかった。
ひとつ難をいうと、John Hammって彼自身がそもそも微妙になんか臭いのでZach Galifianakisと絡んでもあんまおもしろみが出ないのよね。Robert Downey Jrとか Bradley Cooperとかとのほうがギャップが際立っておもしろくなるんだなーって。
あと、アメリカのHRって従業員個別の相談なんでも持ちこまれるのでほんとに大変よねっていつも思ってて、その大変さがわかんないとあんまおもしろくないお話かも、とか。
“Wonder Woman”、早くみたくなった。
A Street Cat Named Bob (2016)
少し寝て目覚めたらまだ時間があったのでなんとなく見てみた猫映画。
ロンドンであった実話で、それを本にしたのが世界的ベストセラーになって、それが映画になったと。
James (Luke Treadaway)は宿無しでCovent Gardenの駅前とかでバスキングしながら暮らしてて、メタドンの中毒から更生中なのだがうまくいかなくて、更生プログラムで与えられた家で死にかけていたらどこからかジンジャー猫が現れてくっついてくる。 それがBobで、彼を肩にのっけてバスキングしていると人が寄ってきてお金もたまって中毒も克服できて、それでも周囲とはいろいろあるのだが、猫はだまって一緒にいてくれていいなあー、ていうお話。 たまにカメラがいきなり猫目線になって、ネズミやカエルと戦ったりする。
ここのBobはよい猫だし、ふたりは幸せになれてよかったねえ、のお話だし、とは思うものの、実際の路上で犬や猫を抱えて一緒に寝ているひととか見るとちょっと複雑なかんじになる。犬猫をつきあわせないで、彼らには辛い思いをさせないであげてよう、と。
小汚いほうのロンドンの町中がでてくるのであーここは/あそこは、と楽しく勉強にもなった。 そのうちどこかでBobにも会えるのかしら。
あと、VeganのJamesの彼女がトーフを食べさせたときのBobの表情がとってもおもしろかった。
帰りの便では哀れかーんぜんに死んでた。
本は展覧会のカタログ2つ、+前買ってなかったカタログひとつ、買えてなかったNew York Magazineとか、本屋はMast Books, McNally Jackson, Strandだけ。
古雑誌で62/63 winter号のFilm Culture誌を買った。巻末の星取りに参加しているのはPeter Bogdanovich, Jonas Mekas, Amos Vogelとかで、62年の10月で一番点数が高いのはWellesの”Mr. Arkadin”、11月だとAldrichの”What Ever Happened to Baby Jane”だったりする。
レコードは12stのAcademyとWilliamsburgのRough Trade NYCにいった(だけ)。 The Magnetic Fieldsの新譜5枚組とかいろいろ買ったのだが、米国だから特に安いってわけでもないことがわかった。 (日曜日の朝にロンドン戻って、午後にRough TradeのEastに行って少しえっへん、だった)
Williamsburg (Bedford)の駅前にユニクロができてて、あーあ、て思った。
食べ物関係は、まだロンドンの探索と掘りおこしで割とあたまがいっぱいなので、NYでは定番ばっかしを噛みしめてた。
Pruneで、すばらしいぴらぴらパスタ & Poached Egg、かたつむり、ラム、とか。
土曜日の朝はLe CoucouでFrench Pancakeたべた。 ロンドンのパンケーキとドーナツ事情はまだじゅうぶんフォローできていない。
土曜日の夕方は、ロンドンで食べてないアメリカの.. て考えてちゃんとしたFried Chickenがなんだか食べたくなり、LES (Ludrow)のSweet Chickていうとこ行った。
まだほんもんのDinnerが始まる前の時間だったので、メニューはチキンふた切れとワッフルが殆どで、ワッフルは5種類くらいから選べる。
チキンはちょっと小さかったけど(そうかChickだからか)カリカリばりばりでおいしくて、どちらかというとびっくりしたのはワッフルのほうだった。
麩菓子みたいに軽くさくさくしてていくらでも食べられそうで(とってもやばい)。
まだあった気がするが、もう3月は行ってしまうよう。
April Come She Will -
3.31.2017
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