木曜日の9時半くらいにみました。 ほんとは、St.Patrick's Day(17日)に見たかったのだが。
先日からのJim Jarmuschつながり、先週の"Sid and Nancy"の1年後、あのときSidが客席に向けて撃ちまくった弾が360度パノラマで大量に飛んでくる。
内容はいいよね。 自主制作レベルのぐじゃぐじゃのしっちゃかめっちゃかのどたばたが続く86分。
どいつもこいつもどっからきたのか、なにをどなったりしゃべったりしているのか、ぜんぜんわからない。 歌うたうところと、銃をぶっぱなすところと、死ぬところだけ、なにをやっているのか、なにが起こっているのかわかる。
んで、わかるとかわからないとかは、この映画の価値をこれっぽっちも左右するものではない。
そして、"Sid and Nancy"と同様、ここにはなんのドラマもない。
車で流れてきて、犬みたいにばうばう喧嘩して、生き残った連中は去っていく、それだけなの。
例えばおなじようなのを作りそうなタランティーノなんかと比べても、だんぜん拙くて、へたくそで。
それなのに、なんでこんなに高揚してしまうのだろうねー、かっこよすぎるよねー、とほれぼれしつつ見ていた。 犬の喧嘩も撮りよう、ってことなのか。
とにかくみんな若い。 若い、というだけでこんなに笑えてしまう映画を他に知らない。
Joe StrummerもShaneもSpiderもTerry WoodsもPhilip ChevronもJim JarmuschもCait O'Riordanもみんなぴちぴち、Courtneyもぶりぶり。
公開時に見たときはJoe Strummerがあんなにさっさとこの世から消えてしまうなんてちっとも思わなかった。
そして、Shane MacGowanがずっと生き残っていることがなんか納得いかない。(一時期ほんとひどかったんだから)
やっぱしPogues行こうかなあ。
昨年の3月、Walter Readeと92Y Tribecaで2回だけ、これのDirector's Cut版、"Straight to Hell Returns"が公開されたの。 監督自身が編集とか色づけをやり直して、音も5.1 Stereoになって、オリジナルより6分長い。 いま爆音でいちばん見たいのはこれなんだけどな。
そういえば、エンディングで予告された"Back to Hell"は結局作られていないのね。
3.16.2012
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。