3.12.2012

[film] Tactical Unit - Comrades in Arms (2009)

ずーっと雨だった金曜日、あんまりにもあんまりだったので帰りに六本木で見た。
『タクティカル・ユニット 機動部隊 - 絆 -』。

ジョニー・トーのプロデュースだというし、世間では「絆」がはやっているみたいだしな。(けっ)

"PTU" (2003) もそうだったが(ていうか"PTU"のスピンオフなのねこれ)、彼の描く組織のあれこれは、警察モノであろうがやくざモノであろうが、おもしろい。
そこには、逃れられない圧倒的な、決定的な力(含.暴力)があり、組織は必ずしも一枚岩でまとまっているわけではなく(まとまっているところはすごく固いけど)、そういう状態でなにやら突発的な事態が噴出する。  というのが基本ルールみたいなものとしてあるの。

更に警察モノということだと、ここに正義、みたいな要素も入りこんでくる。 要するに全部こんがらがってて面倒で大変で、でも犯人とか犯行はいつも待ったなしで割り込んでくる。 
やってらんないの。

ヤム組とシュー組のふたつのチームが組織内でいつも手柄を求めて張り合ってて、シュー組が一歩リードしたとこで雰囲気は更に険悪になり、そんななか、現金強奪犯4人が山中に逃げこんだという報が入って全員山に入るの。

山のなかでは当然のようにいろんなことが起こる。
寄り目のへんなおっさんはいるし、子供が戦争ごっこやってるし、でぶは拉致されるし、本件とは関係ない刃物やろうがいるし、磁石はきかなくなるし、携帯は通じなくなるし、足を挫くやつはいるし、予測不能なことだらけ。 Predatorがでてこなかったのはざんねん。

で、最後は4人を古い教会に追いつめて、いつものような銃撃戦になるの。

ネタバレになりますけど、弾の消費量はいつもとおなじなのに、今回は誰も死なない。
つまり、絆というのはそういうことで、犯人側も含めて、みんななんらかの絆で繋がっていたのに違いない、とか。 (あの、寄り目の、妖怪みたいなはげおやじがどうもあやしい・・・)

それか、捕り物が落着したとこで、はーい特別訓練終了~ みんなごくろうさまーみたいになるのかと思ったのだが。

でも、それがなくてもみんな一生懸命走り回っているのはよかったかも。
でも、それをやったからみんな仲良くなるとも思えないし、あんま思いたくないのね。

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