11.09.2010

[film] Jackass 3D (2010)

日曜の朝、MOMAにチケット取りにいった帰りにTimes Squareでみました。
みんながマラソンで感動のドラマを繰りひろげている最中、或いはみんなが教会とかに向かう時間帯にこんなばちあたりなの見ることもなかろうに。

でもこれの予告を見た時から、なんか見たくて。
『Time Magazineは3Dは映像の未来だと言った。われわれはそうは思わない・・・』
と言ったそのむこうに、3Dなんて屁とも思っていないいつものJackass Worldが拡がっている、ように思えた。

最初にMTVのロゴ。おーなつかし。 続いて、Beavis and Butt-Head 登場。 あーなつかし。

なにも変わってねえじゃん・・・  でした。

なにも変わっていない、とか、前に使ったネタだ、とか、既に誰かがやってる、というのは批判にもなんにもならないの。 それいったらポルノだって、どうぶつだって。

3Dになってどうなったかというと、爆破系とか飛沫系とか、あとはおならでぴーひゃら、のあれとかが目の前にやってくるとんでくる、というその程度で、しかも飛びちってくるものときたら、げろとか糞尿とか、そんなのばっかしなのであんまし嬉しくない。 でも実物がとんでくるわけではないから(飛んできたらすごいな!)、その点はちょっと得かも。(ちがうだろ)

こんな映像のために特殊な3Dメガネかけて椅子に座っている自分がつくづく情けなくなってくる、そんな1時間半。 
でもあっという間でした。

それでもね、「全員集合」で育った世代にとって、ここで繰り広げられるネタって夢のようにすごいわけですよ。これぞリアル・ファンタジーなのよ。 やりたくて、でも怒られるに決まっているからできなくて、でもいーじゃんべつに、と思いながらも、一旦頭の奥にしまいこんで封印していたあれこれが、とてつもないスケール(でもないか・・所詮糞尿だし) で実現されている。

これこそパフォーミングアートの原点だし。 ブリューゲルがみたら大喜びするよ。ぜったい。

やりたいなあ、でもなあ、という人のためにしつこいくらい「ここで繰り広げられる技のあれこれはきちんと訓練を受けたひとがやっているやつなので真似しないでね」とか繰り返されるが、ぜったいそんなことなくて、いくつかのはやっちまえノリで、ついやっちゃったやつとかあると思う。

日本で公開されるのかしら。ちゃんとした3Dで。
ちんぽこ野球とかむりなのでは。

偽ゴリラの調教師役で、SSWのWill Oldhamさんが出てきます。ふつーに。

あと、常連Spike Jonzeさんもいつものように。
こいつの本性は「かいじゅう」じゃなくてこっちだからね。まちがえないようにね。

おしりに挟んだリンゴに豚さんが突撃、はちょっとだけやってみたかったです。  ...いえ、うそです。

終わったしゅんかん、"Disgusting!" て吐き捨てるようにいった娘さんがいた。
それゆったら思うツボなのに・・

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