水曜日、とにかく目のまえに4連休がぶらさがっているので、5時半にとっととぬける。
Thanksgivingの前日はみんな買い出しでわいわいごったがえして楽しいものだから、SOHOのDean&Delucaに行って、プールに飛びこむようにじゃぶん、となかに入ってみたのだが、思っていたほどじゃなかったかも。むかしは歳末の築地みたいにすごかった気がするのだが。
でもチーズ売り場でチーズを見ているうちにとつぜん錯乱 ー 頭が大ばくはつしてしまい、山ほど買いこんでしまった。 だって見たことないやつがいっぱいあるんだもの。
レコード屋とか本屋にいるみたいなかんじだった。(目をさませばか)
やっぱりさあ、デパ地下で売ってるのなんか、チーズじゃないよねえ。(チーズはチーズだあほ)
他にもRoll Mopsとか、つい(つい、ってなんだよばか)買ってしまい、放心状態でそのまま西に向かい、Film Forumで1本だけ見ました。
なんでかよくわからんが、Godardの79年作"Every Man For Himself" ( "Sauve qui peut (la vie)" - 邦題『勝手に逃げろ/人生』) が35mmニュープリントで、2週間だけ上映されている。
これは見ていない。日本初公開は95年だそうで、だとするとその頃は米国にいた。
とりあえず見るしかない。
すんごーくおもしろかった。いじょう。
自分を含めて80年代の子供達にとって、「はじめてのゴダール」は82年、シネ=ヴィヴァンでの『パッション』であった場合が多かったとおもうのだが、例えばこれが「はじめて」だったらどうだっただろうか。ずいぶんわかりやすく入っていけたのではないか。
いや、わかりやすいというのとは違うか、章立てにしたがって整理して考えやすい、というか。
職業、家族、権力、制度、都会と田舎、エロ、などなどの類型だの概念だのが、ストップ・モーション、スロー・モーション、ヴォイス・オーバー、サウンド・コラージュといった技法の多用によって、その淵とか枠とかを露にする。
以降、わけわかんないけど唐突にかっこよくて気持ちいい(そう、かっこいいのよ、音楽みたいに)、という80年代ゴダールの基本形式がぜんぶ用意されている。
そしてタイトル(特に英語の)"Every Man for Himself"は、はっきりと第二期のはじまりを宣言しているかのように、"MAN"は大文字の、きんたまのついた「男」であり、それは「フィルム」のことでもあり、ここで一応俳優が演じている「ゴダールさん」~"Himself" は後のいろんなフィルムで本人が出てきていろんなものをもぐら叩きしつつひっくり返してまわることになる。
あとさあ、なんで、なんでおかしいのかなあ、って。
男①がかかとで女①の乳をおしたら、女①がうめいてそれを合図に男②が女②のおしりをなめて、女②がうめいて、女②が男①に口紅をぬる、とか。
書いてしまうとどうってことないが、わらっちゃうの。
この映画が米国デビューとなったIsabelle Huppertさんはひたすらクールでかっこよい。Nathalie Bayeもみごと。 そして男だけが、(いつも通り)なんだかどうしようもないのだった。
Thanksgivingの朝は、いつものThanksgivingとおなじく、みごとにさむい。
Peter "Sleazy" Christopherson… RIP
TGが突然ツアーを止めてしまったのは、そういうことだったのか。
11.25.2010
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