18日金曜日の夕方、まだSWFAでざわざわしているUnion Square Regalで見ました。
もう公開後日が経っているので空いていると思ったら、結構入っていてびっくり。
これを見ないで清く正しいクリスマスを迎えられるとは思えない。
Ethan (Joseph Gordon-Levitt)は子供の頃のクリスマスに両親を事故で亡くして、それ以降のクリスマスには彼が辛いをしないように親友でJewishのIsaac (Seth Rogen)とアスリートのChris (Anthony Mackie)がずっと一緒に傍にいて、毎年過ごすようにしてきたの。
数年前、3人はNYのどこかで開かれるという伝説のクリスマスパーティ - Nutcracker Ball - の存在を聞いてずっとそのチケットを探し求めてきたのだが、今年ついにEthanはバイト先のパーティ会場でそのチケット3枚を盗むことができて、みんなで舞いあがって、奥さんが妊娠しているIssacは奥さんからドラッグとか葉っぱ一式の箱を貰って「楽しんでらっしゃい」て送り出されて、こうして3人のパーティ会場に向かうまでのどたばたと、パーティに着いてからのどたばたと、それぞれのいろんな彼とか彼女とかのあれこれがクリスマスのその日に向かっていろいろ炸裂して大騒ぎになる。
いわゆる家庭人としての、大人の、ふつーの厳かなクリスマスを過ごすようになる直前前夜の、ガキ共の、ダチ同士の最後のあがきとしてのクリスマス - 神様もきっと許してくれるよね - というと“A Very Harold & Kumar 3D Christmas” (2011) という名作が既にあって(ちなみに、ぼくは人間じゃないからよくわかんないけど、神様もきっと許してくれるよね、と言いながら最後にでっかい花火があがる名作 - もうクラシックの風格 - が “Elf” (2003) だよ)、これもそういう系統の、とにかくなにしたって神様許してくれるよね - ていう甘ったれたいいかげんな野郎ムーヴィーなの。
あと、監督は”50/50” (2011)のJonathan Levineで、あの映画がそうだったようにSeth RogenはJGLがかわいくてかわいくて、守ってあげたくてしょうがないらしく、それともうひとりの偏愛の対象であるJames Francoも出てきて(こいつとMindy Kalingのスマホのやりとりがめちゃくちゃおかしい)、”This Is the End” (2013) が一族郎党ひきつれて破滅に向かってまっしぐら、だったのと同じように、みんなそろってクリスマスの夢と至福を、てお祈りする。
こんなの、叶わないわけがあろうか。
怪しげな浮浪者で葉っぱ売りのMichael Shannonとか、思わず惚れてしまいそうになる(ていうか、はじめてみたわ)Miley Cyrusとか、脇もなかなか楽しいんだよ。
今年のクリスマスソングは、NYから買って帰ったVince Guaraldi TrioによるCharlie Brown Christmas(緑盤!)とPhoenix / Bill Murray /Jason Schwartzman/ Paul Shafferによる7inch - “Alone on Christmas Day”、くらいでした。
みなさまもよいクリスマスをお過ごしください。
わたしのクリスマスはNYでぜんぶおわってしまっているかんじなの --
12.24.2015
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