もうぜんぜん時間がない。倒立しても時間どろぼうしてもない。
しかも冗談みたいに際限なく眠いし。
21日の土曜日の昼、新宿で見ました。
すんごくふつう、戸惑ってしまうくらいふつうのやつだった。
ネットでアパレル会社を起業したJules (Anne Hathaway)は会社も順調に急激にでっかくなって仕事のことも家庭のこともいろんなとこに目が届かなくなって疲れ始めていて、会社のイメージ戦略でシニアインターンの募集をかけたこともあまり覚えていない。
Ben (Robert De Niro)はリタイア後にそれ見てがんばって応募して、張りきって身支度して出社したら、カジュアルな会社のなかでは浮きまくり、Julesの身の回り世話係みたいなどうでもいい役をあてられて、でも嫌な顔しないでがんばっていると若者たちみんなにいろいろ頼られるようになっていくの。
会社に疲れたOLにも、お先のなくなった老人にも、双方にとってよい話なの。
Julesのイクメンの旦那が育児の合間に浮気してるのを見てしまった時とか、社外CEOの候補が実はすごく嫌なやつだった時とかに手袋したDe Niroが顎を引き攣らせて裏でしばくとか、"Meet the Parents"みたいにとってもキナ臭いじじいであることを期待してしまったのだが、そっちのほうには頑として振れず、社員の活用とは、職場とは、みたいなところで理想的な関係とか環境を保つことに注力しているようだった。
「あんなのあるわけないじゃん」ていう世界を作り出す、というのもラブコメのだいじな機能ではあるので、これはこれでよいのかしら。でもRene Russoのマッサージ師はいくらなんでもやりすぎ、老人を優遇しすぎではないか。こないだの”It's Complicated” (2009)もそんなふうだったけど。
あと、あれじゃ、インターンていうよりただの執事だよ。
インターン、ていったらやっぱし” The Internship” (2013)のほうだよねえ。
12.12.2015
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。