10.20.2015

[log] NYそのた1 - October 2015

New York、16日、金曜日の夕方からのあれこれ。 本とか本とか。

たいへんに重たい"Berlin..."のカタログを担いで地下鉄に乗ったら丁度夕刻のラッシュとぶつかってぜんぜん進んでくれなくて、ホテルに戻れたのが5時半くらいで泣きそうで、今回できれば復活したRizzori Bookstoreは行っておきたくて、確かあそこは6時くらいに終わっちゃったはずだ、と思って慌てて23rdのPark Aveに(地下鉄はあきらめ)駈けこんだら、そこは出版社のほうの場所で、書店は26thのBroadwayだと言われて全身の力が抜け、どうしようかと天を仰いだがしょうがないのでそのままMadison Square Parkを横切って26thのほうに行った。

書店は1階のワンフロアのみで、前の57thのお店のぎいぎい鳴る木の階段がないのは残念だったけど、天井が高くて広々ゆったりしたスペースで本を選べるゴージャスな雰囲気は変わっていなかったので、ちょっとほっとしたかも。 匂いだってかつてのお店の。
大型書店とも違うし、インディー系とも違う空気、選ばれた(どちらかというと)でっかい、つーんとした本ばっかしが整然と並んでいる。
復活のお祝いになんか買ってあげたいな、とか思って探していたらカウンターの裏側にGeorge Holzのサイン本がおいてあった。
“Holz Hollywood” - 写真家業30年をお祝いしたやつで、こいつもでっかくて重くて、$100以上だったら(日本だとこの線は5000円くらいになる。ふしぎねー)買うのやめよう、て賭けしてみたら負けたので買わないわけにはいかなくなって、ふたたびすんごく重いのが肩に。

そこから地下鉄のNでUnion Squareまで下りて、Lに乗り換え、Brooklynまで行くべきかどうかぎりぎり悩んで、渡りのトンネルに入る手前の1st Aveで目をつむって降りて、12thのAcademy Recordsに行って(買わなかった)、そこからMast Booksまで下りて(がまんした)、St. Mark's Bookshopも眺めて(なんとかがまんした)、再び西に向かってOther Musicにたどり着いて、新譜をふたつだけ - Beach Houseの(Loser Edition)と、Wilcoの(猫にStar Wars、なめてんのか)を買った。 Other MusicではBowieのFive Years箱リリースを記念してスタッフの娘さんがBowieだいすきばんざい!の手作りディスプレイをしていて微笑ましかった。 (こんなレコード屋の娘として生まれるってどんなかしら?) それからMcNally Jackson Booksに行っていつものように雑誌とかあれこれ買いこんだ。 でもまだ袋も開けていない、かわいそうに。

今回のいちばんの収穫はなんといっても買っておいてもらったElvis Costelloせんせいのメモワール - “Unfaithful Music & Disappearing Ink”のサイン本でした。(ありがとううー)
MorrisseyのよりもKim Gordonのよりも、個人的には重要、Tracey Thornさん(もうじき”Solo : Songs and Collaborations 1982 - 2015”がでるー)と同じくらい大事に読みたい。
本に合わせたサントラも買わなきゃ。

見返しに、銀座で学ラン着て街宣したときの写真が貼ってあって、ああこのひとがデモに来て”(What's So Funny 'Bout) Peace, Love, and Understanding”を演奏してくれたらなー、とか思ったの。

今回の滞在はスーツケースではなく、短期用のガラガラしか持っていかなかったので、帰国時の荷物は半端じゃない重さになって、死ぬかとおもった。

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