8日、木曜日の晩、新宿でみました。
こういうホラーは普段は(ぜったい)見ないのだがIFCとかでずっと地味にロングランしていたし、なんかあるのかなー、とか思って(← 甘かった)。
息子が生まれた日に夫を事故で失って以来、息子の誕生日は夫の命日だよね、て悪夢を見たりしているシングルマザーのAmelia (Essie Davis)がいて、息子のSamuel (Noah Wiseman)は落ち着きなく不安定で学校でも問題起こしてばかりで、Ameliaはそういうのも含めてあれこれ疲れきっている。
いつものように寝る前、Samuelに絵本を読んであげたとき、彼が持ってきた絵本に描いてあったのがBabadookで、そいつはなんか妖怪みたいな化け物みたいなモノクロの影で、不気味なドス声でばーーばーどっくどっくどっく、とか言いながら現れて、不吉で気持ちわるいことがいっぱい書いてあったので本をどっかに片付けるのだが、Samuelはその内容に異様に反応して殺気だって、それがまたAmeliaを不快にさせる。
本は子供の手の届かないところに片付けたはずだったのに再び引っぱり出されて置かれていて、気持ちわるかったので燃やしてしまうのだが、なんかBabadookみたいなのがAmeliaにも取り憑いたみたいになって、そこからはとにかくおっかないったら。 最初のうちはガキが不気味でうざかったのだが、後半は狂った目のママが包丁もって追っかけてくる。
決定的な出来事や明白な痕跡を起点に恐怖が渦を巻きはじめるのではなくて、その始めからちりちり気持ち悪い音とか気配とか部屋の奥の暗がりからなんかが立ちあがってそこにいる、ぜったいそこになんかいるし(泣)、ていう怖さがぱんぱんで、ああ興味本位で素人がこんなの見にくるんじゃなかった帰りたい、て15分おきくらいに思っていた。 ていうのはホラー映画としてはうまくいっている、ということではないか。
あとね、おっかないので脳が早く忘れたがっているらしく、もうあんま憶えていないくらい。
映画でいうと“The Shining” + ”Home Alone”みたいなかんじ、かなあ。(← こどもか)
ところで、Babadookてのがなんなのか、結局わかんないのよね。 宮崎アニメに出てくる変なやつをどす黒くしたみたいな?
10.26.2015
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