8.12.2014

[film] RIP Robin Williams

午前中、会社で訃報を知ったときはそうでもなかったのに、帰りの電車でTLとかを見ているうちにどんどん悲しくなってきて泣きそうになってこまった。

だってこのひと、ポパイだったし、ガープだったんだよ。
なんで自分からいなくなっちゃうんだよ。 こんなことがあってよいわけがないわ。

単に笑わせるひと、というよりはひとを笑顔にさせる、そのためにジョークや演技や変態を運んでくるひとで、さらにそのために金持ちにもホームレスにも子供にも老人にも白人にも黒人にも小人にも巨人にも妖怪にもロボットにも男にも女にも、何にだって誰にだって化けたし変わったし、どんな言葉だって喋ることができた。 それはみんなを笑顔にするための魔法であり確信だった。

映画で描かれる「希望」とか「元気を貰う」とかそんなのはしぬほど嫌いだが、彼のはそういうのではなかった。 くすぐったいところを熟知した揺るぎない道化のマスターとして、いいから笑っとけしぬまで笑え、てどこまでも容赦なく留まることを知らず。

でも最近の”The Butler”(アイゼンハウワー)とか、こないだ機内で見た”The Angriest Man in Brooklyn”とかは、ちょっと疲れちゃったのかなあ、くらいは感じた。 ”The Angriest …”、最後はしんみりよいかんじなんだけどね。 

彼があと10人いたら、世界はもうちょっとよくなっていた気がする。
何度も何度も何度も(TVでやってるもんだから)見て、一時期禁止令まで出たという”Mrs. Doubtfire” (1993)とか、いまとっても見たい。 でも泣きながら見たくなんかないよう。

ご冥福をお祈りします。
天国の底板を外して落っこちてきてね。

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