なんどでもいう。 こんな夏、ぜったい、いらねえ。
26日土曜日の昼間、シネマヴェーラの『映画史上の名作11』で見ました。 『青春一座』。
Busby BerkeleyにJudy Garlandの組み合わせなら見ないわけにはいかない。
初期Judy Garlandでは、“Listen, Darling” (1938) があって”The Wizard of Oz" (1939)があって、これ。 最強無敵。
この映画史上の名作の特集、Judy GarlandとCarole LombardとErnst Lubitschの全作品制覇をやってほしい。
20年代、ボードビル芸人一座のどさまわりの途中の劇場で産声をあげたMickey (Mickey Rooney)は大きくなって、自分が書いてPatsy (Judy Garland)が歌った曲も売れたりしたのでぼくらも巡業に出たい、て親達に申し出るもトーキーの登場でボードビル芸は落ち目になりつつあって、だめって言われてあたまきて、留守のあいだにPatsyとかそのたの子供たちと組んで子供一座をつくって、興行をやろうとするの。
当然のように地元のやかましいおばさん(Ozのいじわるおばさん/魔女)が介入してくるわ、他方で見守ってくれるおじさんもいるわ、セレブ子供女優が割り込んできてPatsyがむくれちゃうわ、興行当日には大嵐がくるわ、いろんな困難があって大変で、でも子供たちみんなで一生懸命練習してがんばる、ていう美談なの。
もとは1937年のブロードウェイミュージカルで、音楽はRichard Rodgers、振り付けは George Balanchineで、"My Funny Valentine"とかもここの出だったりするのだが、それとは別 ー 重なっているのは2曲だけだという。
子供たちが立ち上がって自分たちの音楽を!って行進していくところは楽しくてかっこいいのだが、最後は時節柄かお国ばんざい! みたいになっちゃうところが残念だったかも。 いちばんよかったのは最初にMickeyとPatsyが自分たちの歌を売り込みに行って、その場でいきなりMickeyがピアノをぶぎうぎ叩いてPatsyがわーわー歌いだす"Good Morning"のとこだった。 あんなふたりが売り込みに来たらすぐに買うべし、ておもう。 あの無敵感はすごいわ。
このあとで、六本木に行って”Godzilla”を再見しました。
一回目よか、でっかい動物のつがいを追う別の動物のしっぽを米軍が追っかける、太平洋を東に横切るその線がやたらリアルに見えて、そのリアルさというのは怪獣映画にとってどうなのだろうか、と少し考えてしまった。 やはりオキシジェン・デストロイヤーに相当する何かによって倒されるべきだったのではないか、とか。 あそこで核が爆発したらどうなっていたか、とかね。
8.08.2014
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