26日の晩8時、LAのSundance Cinemaでみました。
まだ限定公開中で、LAでやっているのはここだけだったので、地下鉄とバスを乗り継いでいって、開始5分前に着いたら席が座席指定で殆ど残ってなくてあせった。
めちゃくちゃおもしろいー。
Ethan(Mark Duplass)とSophie(Elisabeth Moss)の夫婦が倦怠期で互いにうんざりしてて壊れそうで、でも仲を修復したいとは思っていて、出会った頃のときめきを、て、夜のプール(定番)に飛びこんだりしてみたりしてもダメで、セラピスト(Ted Danson)の勧めに従ってセラピスト指定の田舎のコテージに行くことにする。
そこは家具も食料も本もレコードもぜんぶ揃っている居心地のよい一軒家で、過去も同様のケースを抱えた夫婦が過ごしたりしていたらしいのだが、EthanもSophieもそれぞれがゲストハウス(離れ)に入ったときに変なことが起こる。
夫がその中で会った妻のことを彼女に話してもあたしそんなことしてない、ていうし、妻がその中でセックスしたこととかを彼に話しても同様で、確かめるためにそれぞれが家の外にいるときに中に入ってみるとやっぱり自分の相方はそこにいたりするので、これはぜったいなんかおかしい気持ちわるい、てそこを出ることにする。
けどSophieは、たしかに変だけど、ひどく悪いことが起こっているわけでもないのだから前向きに対処してみるべきだわ、て言って戻っていくの。
Ethanがゲストハウスで会うSophieはとってもスイートで、Sophieがゲストハウスで会うEthanは実感対比20%くらい本人よかユーモアがあって思慮深くて素敵(個人の感想です)で、だからSophieはちょっとあっちのほうに惹かれていって、猜疑心たっぷりのオリジナルEthanはそこも含めてなんか気にいらない。
そもそもあいつら(?)はいったい何なのか、誰なのか、ドッペルゲンガーなのか幻覚なのかお化けなのか。 仲直りするのが目的のはずだったのに正体探しみたいなところに熱中してそれどころじゃなくて、でもあいつらの存在を通して自分たちがそれまで互いにどう見えていたのかがわかってきたりもする。くやしいけど。
作りようによってはサイコサスペンスになっておかしくない題材をひねくれたラブコメ - 意図せずして関係がぶっこわれていく他人事のおかしみ - に転化してみせた見事さと、Mark DuplassとElisabeth Mossの会話運び、睨み合いの巧いこと絶妙なこと。
特にElisabeth Moss、すんごくすてき。 これまで”Get Him to the Greek”のJonah Hillの奥さん役くらいしかしらなかったけど、”Mad Men”シリーズも見たいなあ。
客席は終始大笑いで、最後は拍手たっぷりだった。
最後の晩だし、このあとレコード屋行こうと思ったけど、バスがなかなか来なかったので諦めた。
8.31.2014
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