もうなんもやるきになんない。 夏なんてだいっきらいー。
22日の金曜日の晩、銀座でみました。
いつだって、どこからだって、エスケープしたいし。
ディズニーランド(東京じゃない)らしい場所に家族が来ていて、朝、ホテルのベランダで電話しているパパは会社から突然クビって言われたり子供にロックアウトされたりついてなくて、家族4人でアトラクションに行っても周りの客がみんな咳をしていたり不穏で怪しげだったり変なかんじで、子供たち(兄と妹)は当然のように思うように動いてくれない。
家族の楽しい思い出を作るんだ、ていうのと、なんでやなことばっかし起こるんだ、ていうパパの苛立ちがややコントラストきつめのモノクロ画面でぐろぐろと浮きあがって、どう考えてもこりゃおかしい、呪われてる、みたいなことも起こり始めて、華やかで愉快なワンダーランドは阿鼻叫喚の地獄に... ていうほど恐ろしい事態に引きずりこまれるわけではなくて、それってだめなパパの被害妄想じゃないの? 程度のことが言えるくらいのなかなか微妙なホラー、ていうより怪奇譚。 でも、傷口から止まらない血とか喉から突然出てきた毛玉とか、そういうのが嫌な(怖い、というより嫌な)ひとにはたまんないかも。
途中で怪しげなSFぽい設定も出てきたりするのだが、あんなのなくてよかったかも。
なんかわざわざ手作り自主映画ぽさが出てしまった気がして、どうだろうか、と。
あのシンボルのでっかいネズミが悪意たっぷりに猫インフルを撒き散らした、というだけでじゅうぶん説得力あるし怖いし。
東京のディズニーランドにしたら、浦安のどざえもんとか、もっといろいろじっとり土着のおっかない要素を出せたかもしれないね。
でも、ディズニーランドていう帝国ブランドに対する直接の批判にはなっていないのね。(なっていたら文句が入ったのだろうが)
その辺をもうちょっとうまく掘り下げることができていたらなあ、とか。
あと、"Edge of Tomorrow"(All You Need Is Kill)とはちょっとだけ似てるかも。
自分の居場所じゃないところに来て、体液みたいのかけられてループしちゃうとことか。
しかし、モノクロ画面でオーケストラがでっかく鳴るとそれだけでなんかうっとりしてしまうのは、よくないねえ。
8.05.2014
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