15日、土曜日の晩、O2 Academy Brixtonで見ました。
なんかライブやってないかなー、と思って探していたら見つけて、2階の椅子席が空いていたので当日の昼に取った。その前の週もここでAFROPUNKのライブがあって、行こうと思ったけどチケットが高かったのでやめたの。(替わりにCafé OTOでのMarisa Andersonに行った)
“Version 2.0” のリリース20周年記念ツアー”20 Years Paranoid”、Londonでの2daysの2日目。
前座はDream Wifeっていう4人組で、ドラムス以外のフロント3人は女の子で、ギターはStuart Adamsonみたいな音を出してて、みんな元気いっぱいですてきだったのだが、最近これとか、Soccer Mommyとか、Younghusbandとか、Young Fathersとか、バンド名が家族志向になっているの?
どうでもいいけど、Garbageってずっとアメリカのバンドかと思っていたらこっちでは英国のバンドに分類されているの。
Shirley MansonがScottishていうのはこないだエジンバラに行って知ったのだが、へー、だった。そう言われてみれば地元バンドみたいな熱狂ぶりの人々。
彼らが“Garbage” (1995)でデビューした頃は米国にいて、MTVのpushがすごくて"Only Happy When It Rains"なんか毎日のように流れてて、聴いてた。当時の見立ては、Butch Vigを始めとしたスタジオ籠りの音楽ヲタのおっさん達が好きなように作りこんだトラックにビッチに弾けまくる女の子ヴォーカルを乗っけたかったのだろうな、というもので、実際にTVでやっていたライブはきちんと作りこんであるところと野放図にビッチに歌いまくるところのバランスがよくて、嫌いではなかった。
Shirleyさんはオレンジラメのドレスに、実験で誤爆されたような同じ色の髪の毛で登場して、弾けまくるというかんじではなかったけど、余裕で動いて暴れて、でもお喋りになるとチャーミングで - 20年前もここでライブしたこと憶えてる - 今日はあたしのBabyも家族もみんな来ているのよ! - とか、なんか憎めないのよね。
曲の途中にいろんなのを挟んできて、Depeche Modeの"Personal Jesus"は出るわ、The Kinksの"Tired Of Waiting"は出るわ、真ん中くらいにBig Starの”Thirteen”のカバーをやって、Alex Chiltonからはうちのカバーが一番好きだって言われたの、とっても嬉しかった、て言ってから彼もカバーしている”Can't Seem to Make You Mine”をやって、ラストのピアノのとこなんかAlex Chiltonオマージュとしか言いようがなくて、よかった。パンクでもメタルでもグランジでもパワーポップでもない、オルタナと呼ばれて出て来たけどそこも違うと思っていて、でもそういうところに彼らの音は確かにあって、それって自分にとってはFoo Fightersの位置に近くて、それでよいの。
終盤はイアモニターから音が聞こえないらしくやり直したりぶちきれたりしていたが、そういうのもうまく取りこんで渦を作るのに成功していた。
本編90分きっかり、アンコールは1回3曲。最後はどっちを聴きたいか聞くよ、って、Bowieの”Starman”か”Cherry Lips (Go Baby Go!)”か? で後者が勝った。 えー、”Starman”のほうを聴きたかったのにな。
このライブの前にRough Trade Eastに行ったらTGの”Heathen Earth” (1980)のreissueが出ていた。限定の青盤だというのでどんな青か見てみたくてつい買ってしまった。(素敵な青だった)
高校の文化祭でお化け屋敷みたいなやつをやったとき音楽を好きにしていいと言われたのでこいつを爆音でずっと流していたらあんたあたまおかしいんじゃないの、と真顔で言われた青春の一枚。
久々に聴いてみたらいろいろ蘇ってきてプルースト状態だったわ。 こんなのを毎日篭って聴いてたのね (かわいそうに..)。
9.18.2018
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