1日の土曜日の夕方、Leicester Squareのシネコンでみました。 公開直後なのに半分くらいしか入ってなかった。
Mariah Careyのcameo騒動があったり、↓みたいな意地悪な記事を書かれたり、上映前から散々だったようだが、ぜんぜん悪くない、どこが悪いんだかちっともわかんないわ。 ぷん!
https://www.theguardian.com/film/filmblog/2017/jul/03/the-house-film-flop-mariah-carey-will-ferrell-amy-poehler
Scott (Will Ferrell)とKate (Amy Poehler)の夫婦はひとり娘Alex (Ryan Simpkins)の大学入学を前に落ち着かないのだが、あてにしていた自治体からの奨学金が地元民のプール施設建設のためになくなったと聞いて頭まっしろになって、同様に愛想つかれた妻に出ていかれちゃって絶望しているFrank (Jason Mantzoukas)と一緒に、初めはヴェガスに行ってみたりするのだがだめで、彼の自宅の地下に非合法カジノを作って儲けよう、て企んでやってみたらこれが当たってお金はじゃんじゃか順調に貯まってゴージャスに成りあがっていくのだが、他方で近頃住民がこそこそなんか怪しいと疑い始めた警官とかお役人がやってきたり、指を間違ってだっきんされたチンピラの親分(Jeremy Renner)が殴りこんできたり、でも彼らも必死だから相手にしてると当然大騒ぎになって止まらない。
これが初監督作となるAndrew Jay Cohenはあのすばらしい”Neighbors”シリーズのライターをやっていた人なので、お茶の間のちょっとした諍いや火遊びがUnstoppableのとんでもない大火に燃え広がって為すすべがなくなっていく様を、どうしようもなく下品でスプラッターな小ネタの連続と共にたのしく痛快に描いている。 これをつまんないとか荒唐無稽とかいうひとはとおってもお行儀のよいPTAなひと。 昭和のドリフを毎週楽しみに見ていたよいこには、とっても親和性の高いギャグだと思うのだけど。(わかんないか…)
こんなふうに燃え広がっていく火に気がつけば油を注いでいる傍若無人の暴走キャラをやらせたとき、Will Ferrellの鍋底が抜けたかんじはSeth Rogenの遥か上を飛んでいく不気味さで、そこに天然ドSのAmy Poehlerが金切り声をあげつつ横から思いっきりアクセルを踏み込むので、誰も止める奴がいない。 唯一難をいうとしたらここ、適度なボケをかますやつがいないことなのだが、別にいいじゃん、ホームドラマなんだしさ、とか。
結末は、決着は果たしてどうやってついたのだったか、おととい見たやつなのにもう憶えていないくらい(汗)の、そういうやつなのだが - でも火だるま簀巻きにされてしまうJeremy Rennerとかはしっかり憶えてる - とにかくおもしろいから見にいったほうがいいよ、って、日本ではぜったいやらないだろうなー。 こーんなにおもしろいのになー。
“The House2”があるとしたら、やっぱりあれよ、Neighborsに”Neighbors”の連中が越してくる、しかないよね。
7.03.2017
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