11日、日曜の昼にBFI IMAXで見ました。 (がらがらじゃった...)
昔の、 Brendan FraserのMummyモノとなんか関係あるのかしら、と思ったがそもそもあんまりよく覚えていないのだった。
(そしたら遡るべきは1932年のMummyモノだって... みんな掘るのが好きなんだねえ)
でもだいたいこういうのって、なんかを掘ったらミイラが蘇って、そいつがいろんな災厄を一緒に連れてきて大騒ぎ、でしょ。
起こしたほうも悪いけど、起こされたほうもそんなに怒らんでも... とかいつも思う。
物語はエジプトではなくて現代のイギリスから始まって、こないだロンドン博物館に展示を見にいったCrossrail(地下鉄)の掘削作業で12世紀頃の棺がいっぱい出てきて(なのでこっちの人たちは前のめりになる)、そこから古代エジプトの痴情沙汰で棺桶に押し込まれて生き埋めにされた姫の話になって、と思ったら舞台は現代のイラクに飛んで、Nick Morton (Tom Cruise)とその相棒が危ない地帯だけどなんかあるから、と墓堀りに行こうとしてて、行ってみたらやっぱり集中砲火にあって、でも結果すごいお墓みたいのが現れて、なぜエジプトの棺がこんなところに? なのだがそいつはイギリスに運ばれることになって、でも途中でその飛行機は鳥の大群に襲われて墜落して、Nickは死んだはずなのに死体袋のなかで生き返って、並行して棺のなかにいたミイラも生人間のエキスを吸って若くなっていって。
ここに自然史博物館(大英博物館じゃないのね)で超常現象を追っているチームのDr. Henry Jekyll (Russell Crowe)が絡んできてNickはあのミイラにみいられてミイラ取りがミイラなのじゃ、で、蘇ったミイラ - Ahmanet (Sofia Boutella)とNickの決着はつくのかつかないのか? (相当どうでもいいかんじになっているようだが)ついでに人類の未来はどうか? などなど。
Tom Cruiseが飛んでいる機上でめちゃくちゃ危機一髪状態になったり、水中を潜らされて死にそうになったり、全力で走り回ったり、全力で殴りあったり、恋人が死んじゃって悲しみに暮れたり、もう何十回も見ている気がするのについ見てしまいたくなる人はやっぱり見た方がいい。(一式ぜんぶ揃ってるから)
TomのファンはTom要素を除いたら見るところないじゃん、と怒って、Tomのファンじゃない人たちはなんでも寄せ集めりゃいいってもんじゃない、って怒っているようだけど、そんなことなくて、普通におもしろかったよ。 Avengersみたいな政治の面倒くささもJustice Leagueが旗をふる正義の胡散くささも、X-Menみたいな生まれ育ちの因果悲しみも関係なくて、闇の世界で生まれたなにかと闇の世界で生まれたなにかが争って葬って、の古代から続く呪いの連鎖、その闇の底しれなさとそこに生まれた悲しみと。 基本はゲゲゲの鬼太郎なの。
という魑魅魍魎関係を扱う"Dark Universe"ブランドの第一弾で、ここでアナウンスされてるのがこれから順次リリースされていくのだとしたらやっぱり見てみたいよね。 怪物くんとか妖怪の世界。 Adams FamilyとかCasperも入れちゃってくれないか。
確かに雑多なガラクタの寄せ集めになってしまうのだろうが、それって今が正にそうだから、とかいうのは許されるのかどうなのか、まっさらの正義なんてどこにもなくて、誰もが毒をくらって呪いをかけられた状態でうろうろせざるを得ないという。
Ahmanetを演じたSofia Boutellaさん - "Kingsman: The Secret Service" (2015)での刃物のような(刃物化した)身体が印象的だったが、今回も活きのいい魚のようにしなるすばらしいミイラを演じている。 あれなら包帯するする解けても納得。
6.14.2017
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