12.31.2016

[log] 年のおわりに

恥しらず! て思いっきり罵倒してやりたいくらいにしれっとふつーの顔した12月の31日が今年も来てしまって、例年だとまだ感想を書いていない映画がなん本くらいあって、とか呑気にやっていて、でも今年はー、この2016年はさー、こんなふうに年内の仕事終わったし映画みるくらいしかすることないし、なんてやってる場合ではなくて禅堂にでも篭って見つめ直したり反省したり立て直したりしないとほんっとうに来年なにが起こってもしんないんだから、ひどくなるに決まってるんだからね。だからせめてあの償いと弔いをたっぷりこめた、お片づけの一撃ってやつはーどうだ? どうなんじゃ? どうするつもりじゃ?  と、ここから先はいつもとおなじぐるぐるの虎バターになって焼きあがるのを待つのみ。 焼かれちまっていいのかおら。

でも今回の歳末お片づけはほんとにしゃれになんなくて、昨年末~年始にほとんどなんもしなかった結果、まじで床が抜けるか地震がきて埋もれるかで、下に落下するのと上から潰されて埋もれるのとどっちがよいか、の二択を悩むようになっている(落下のほうが新しいなにかが見える気がするのでそっちを希望)のと、読みたいときにどっかにあるはずの本とか雑誌とかぜーんぜん見つけられなくて自業自得でざまーみろ、じゃなくて、困ったりつまんなかったりするし、本もきっと同じ思いを抱えて身動きとれずに固まって泣いているのだろうし、あともういっこ、1ヶ月後(あと1ヶ月しかないんだ… )に起こりそうなことが動いていて、これらをなんとかしないと、なんとかしないと、いったいどうなるんじゃろう …

だからお休みにはいった29日の午後に少しがんばってみようと、ある山の一部を切り崩して床の表面が見えているところに持ってきて、いっこいっこ手にとって、右にやるのか左にやるのか悪いけどさようならか、おお君はこんなとこにいたのねとか、なんで君はふたりもいるの?とか、あんたどこのだれ? とか一通りやって、でもフレッシュな表面が見えている床がそもそも少ないものだから、既にある山の上にとりあえずで重ねてみるでしょ、そのとりあえずが重なっていくと最初のとりあえずから忘れていくので、ぜんぜん進んでいるようには見えなくて、これをやってると終わらないよ、終わらないものを終わらせるには手を止めることだよね、て約2時間で引きあげて、シネマヴェーラにいってホークスの「永遠の戦場」を見て、ついでに「はるねこ」も見て、壮大な戦争と命をめぐるドラマに打たれて、更に数十年ぶりにBo Gumbosの歌なんか聴いてあああもう、になって帰ってきたら、なんも変わっていなかったのでこれはこれで心うたれた。 やばいな。おわんないよ。昨年とおんなじだよ。

そういえばこないだのクリスマスは、英国からブツが届いた(追加で税金とられて納得いかない)”Metal Box”の40曲と、米国からリンクが届いたNINの”The Fragile: Deviations 1”の37曲の計77曲を落としたり変換したりしてて、いったい世界で何人のひとがクリスマスに(どうしようもねえ、と腐れつつ)こんなことをしているのだろう、て思ったりして、で、こいつらをお片づけのBGMに流してみたのだが、びっくりするくらい効かないので笑った。 火をつけて灰にするための音楽だったのよね。 道具はちゃんと選ばないとね。

あと、ぜんぜんどうでもいいけど、Metal Boxの缶カラ、ぺこぺこで贈答用のおかきの缶箱みたいで残念だった。
片付けの途中でまちがって蹴っとばしたらぺこん、てへっこんだ。

で、とにかくこういうことばかりやっていると2017年は2016年とおんなじくろくでもないことになって、つまりぜんぶ自分に跳ね返ってくるんだからね、しんないからね、て最初の虎バターに戻る。 やるきはこーんなにもいっぱいあるし(しかも3年くらい続けて同じことを.. )、手も動かしていないわけじゃないし(これも3年くらい続いているし..)、これって締め切りに間に合わない作家の言い訳とおんなじだよね、とか思ったがあんたのやってるのはお片づけで、お掃除で、創作活動とはちがうの、いまのあんたなんかレレレのおじさん以下だし、そんなこと言うことじたいまじめなレレレのおじさんに失礼だし、とかひと通りぶつぶつ言いながら、今年は行ってしまうのだわ。

さようなら2016。 2度と戻ってくんな。

Mac McCaughanさんの”Happy New Year (Prince Can't Die Again)”を聴きながら
https://macmccaughan.bandcamp.com/track/happy-new-year-prince-cant-die-again

みなさんもよいお年をお迎えください。

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