7.16.2014

[film] Tammy (2014)

6日、日曜日の晩のロンドンで、いくつか見たいのはあったのであんま考えずにLeicester Squareに着いて、近辺のシネコンをうろうろしてどうしようー、て考えて、あんま遅くなるのはいやだったので"Under the Skin"にするかこっちかで悩んで、こっちにした。

Melissa McCarthyがTammy(とってもTammyてかんじ)で、ファストフード屋に勤めているのだが、態度不良でクビになって、大荒れの状態で家に戻ってみると夫は怪しい女(Toni Collette)を家に連れこんでいたりして、行き場を失った彼女は、飲んだくれの祖母(Susan Sarandon)を連れて彼女が見たいと言っていたナイアガラの滝を目指して旅をすることにした、という孫娘とおばあちゃんのロードムーヴィー、みたいに見えないこともない。

"Identity Thief" (2013)でも"The Heat" (2013)でもMelissa McCarthyはめちゃくちゃな爆裂あばずれ機関車女で、でもほんとのとろは家族思いの割とよいこだった、ていうのが基本で、そんな彼女を愛してきたわけだが、今回は最初のほうだけそんなふうに調子よいのに後半に向かうにつれてちょっと様子が違ってくる。 Susan SarandonとKathy Batesていう2大おばあちゃんを相手に変にお行儀よくなってしまったというか、張りあってもしょうがないと思ってしまったというか、微妙におとなしいふうで、それでもおもしろいんだけどね。 でもね。

ほんとは"Thelma & Louise" (1991) みたいな爆走ぶちかまし系を期待したのだったが。

しかしSusan Sarandonも Kathy Batesもおばあちゃんの役なんだよねえ、とそっちのほうがショックだったり。(でもSusan Sarandonとは24歳ちがいだって)

彼女の相手役って、"Identity Theif"みたいな堅気の男がいいのか、"The Heat"みたいなまじめな女刑事がいいのか、つい考えてしまうのだが、やっぱし"Blues Brothers"をみたいよねえ。  Dan Aykroyd がパパ役で出てくる(ぜんぜんふつー)のはその辺のみんなの潜在要求を ー 。

音楽は冒頭に素っ頓狂に流れるThe Outfieldの”Your Love”が、なんともいえず愛おしくてたまんなくなるの。

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