ねむくてだるくてしょうもないので15日の晩、体調がだめなので帰ります、と抜けておうちで着替えてからnestに向かい、当日券でみました。
Leave Them All Behind 2014はとっても行きたかったし、Jesu見たかったのだが成田ついた直後に駆けつける元気はさすがになくて、でもせめてこれくらいは、だったの。
着いたのは20:15くらいで、本編はまだ始まっていないらしく、しばらくしたらフード被り緑カッパの男が出てきてラップトップからノイズを流しはじめる。背後にはひんやりとしたモノクロの映像。それがJustin K Broadrick - a.k.a. JK Fleshだというのは後でチラシで知った。 Fresh Princeとはちょっとちがうね。
すーばらしくきちんとデザインされた極上のノイズでした。 MRIと思って入っていったら実はオーブンで脳内の奥までちりちりに焼かれる、みたいな。 たまにギターを手にし、たまに空に向かって吼える。中心のないところであてどない雲のように拡がっていくノイズ、でもビートを含めすべての音は鳴るべき場所で精緻に正確に鳴っているかのように聴こえる。(ところでダブステップてああいうのをいうの?)
Justinさんは、こないだのJesuのときは半ケツで、今回は緑カッパで、おしゃれ方面もあなどれないな、とおもった。
そういえばこないだ、Rough TradeのEastでGODFLESHの”Decline and Fall” EP(アナログ)を買ったのだった。早く聴きたい。
そしてRussian Circles。 もちろん、それまで聴いたことなんてなかったさ。
3人組、短髪に髭のB、長髪に髭のG、どちらも犬顔で、シベリアの収容所あたりで極悪に暮らしているふう、Dだけは一見ふつうっぽいが、目がなんかいっちゃったふうだったかも。
しかしまあ、その音の濃いこと強いこと、なんか独特だった。コード進行だけでいうとたぶんごく普通の70年代ハードロックふう、なのだが、いち音といち音の間に挟まった電撃と打突の絡みとうねりの艶かしいこと、気持ちよいこと。 表面は、うんと激しいわけでもやかましいわけでもないのに、圧倒されるわけでもないのに、そのひと皮隔てた向こう側で戦争が勃発して、その攻防が渦を巻きながらゆっくりと上昇していくかんじ。 ロシアの軌道たち。
バンドとしての暑苦しさはゼロ、トリオとしての有機的なうんたら、みたいのから離れて勝手に高速回転しながら飛んでくる矢と刃と。
あと3時間だって聴いていられるような気持ちよさがありました。
あーライブいきたい。 どこかいきたい。
7.16.2014
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