2.09.2026

[log] Dublin - Jan 31 - Feb 1

1月31日〜2月1日の一泊でアイルランドのダブリンに行ってきたので簡単なメモを。

アイルランドは2度目で、最初に行ったのは90年代の真ん中くらいだったので、ほぼ30年前 … になる。
前回はNYに住んでいた時だったので西のシャノン空港から入ってゴールウェイとかをぐるりと回って、ダブリンは終わりに1泊しただけで、ばたばた走り回って終わって、雨の夜のダブリンの湿ったイメージだけ残っている。

最近はいろいろふてくされていて、寝る前に転がってあーつまんねーなどっか行きたいなー、って演劇のチケットを取ったりする(とてもよくない)のだが、そうしている時にダブリンのAbbey Theatreでの”Dublin Gothic”が目にとまり、でも1/31が最終日だった。 チケットとか取れるのかしら? って見たらちょうどよさそうなところがひとつ空いている。 でもまあ飛行機だって取らないといかんしな、ってBAに行ってみたらぜんぜん高くなかったりして … このところの遠出はすべてがこの調子でなんか仕掛けられているとしか思えない(だとしても引っ掛かる方がバカ)。

もういっこよくないのは帰国まであと2ヶ月のお買い物モードになっていること。こういうときふつうの大人の会社員は靴とかスーツとかを買いに走るようなのだが、そんなの買うかボケ、で本とかの方に向かう。前回の帰国時はコロナ禍だったのでお店はほぼ開いておらずオンラインで買うしかなくて、そうすると古本は遠ざかってしまう(状態とかちゃんと見れないから)のだが、今回はそれがない。ヨーロッパじゅうの古本屋がばさばさ扉をひろげて呼んでいる(バカ)。

National Gallery of Ireland

ホテルに着いたのが8:30くらい、荷物だけ預けて町に出ると小雨がぱらばらだったがこんなのロンドンと変わらないので気にしない。ここは9:30には開いていた。

Picasso: From the Studio

パリのピカソ美術館の貸出が多かったように見えたが、ピカソが世界各地のスタジオで制作した絵画、彫刻、陶器などを時代別、場所別に並べていて、それだけでこれだけ楽しいものができてしまう不思議。外でライブで描いたものとスタジオに篭って描いたもの、という違いでは勿論なく、テーマが静物や子供といったインドアを向いている、というだけで、場所や土地や風土を超越した何かが見えるわけではないので、企画展としてはやや弱いかも。なのだが個々の作品は見ていておもしろいからー。いまTate Modernでやっている”Theatre Picasso”もこれと同じ視座に立ったものかも。

これ以外はNational Galleryなのですべて無料で、数点あったBonnardも1点しかなかったMorisotもよいし、WB. Yeatsの弟のJack B. Yeatsの作品をいくつか見れたのもよかった。

MoLI – Museum of Literature Ireland

アイルランド文学博物館、か。貴重な文献や史料類を網羅する、というより沢山のパネルと文字情報でアイルランドの文学者の像を多角で示す。知らない人も沢山。一番上の階にあった『ユリシーズ 』の初版、Copy No 1の威圧感がすごかった。

文学関係だとOscar Wildeの家と、『ユリシーズ 』に出てくる薬局Sweny's Pharmacy - もはや何を売っている? お店なのかすらわからないごちゃごちゃでカウンターの向こうで店主らしき人がガイドをしていた。

今回の探訪の目的には帰国前お買い物もあったので、古書店を含めて本屋を結構まわった。その中ではUlysses Rare Booksが圧倒的にやばかったかも。ここなら30分で1000万くらいかんたんに使うことができる、というくらいの質と量で、欲しいのありすぎて決められず、1時間くらい悩んでなんとか1冊選んで、日曜日は休みなので夕方にもう一回きた。天気は寒くて降ったり止んだりのぐだぐだで、それ以上に本屋にやられたかも。

この日の昼はThe Winding Stairっていう本屋の2階のレストランでかなりちゃんとしたスコッチエッグとサンドイッチを食べて、お腹がすかない状態でそのまま演劇を見て終わった。

翌2月1日は定番の(前回来た時にも行った)The Book of KellsとLong Library(改装中で半分も埋まっていない)を見て、Christ Church CathedralとSt Patrick's Cathedralを見て終わった。The Book of KellsはThe Book of Kells “Experience”となっていて、最近多い気がする“Experience”系のってどうなのか、って改めて思った。まず“Experience” 「経験」の定義が曖昧でうまく主体のすり替え(ただのコンテンツ消費を自分のかけがえのない「経験」と思いこませる )があり → ぼったくり → 後になんも残らず、なんだろうなー、等。

お昼はやはり『ユリシーズ 』にでてきたパブ - Davy Byrnesで、ゴルゴンゾーラのサンドイッチとブルゴーニュ - じゃないピノ・ノワール(原作ではブルゴーニュ)を戴いて、ワインはグラス半分も無理だったが、こういうのかー、って。

前回のNY → Dublinより、当たり前かもだけど今回のLondon → Dublinの方が、段差がなくてスムーズに見て回れてよくて、よいどころかすごく素敵で改めて好きになって、また来たくなった。初夏のビューティフルな季節に来たらいちころだろうな、とか、テムズ川もリフィー川くらいの幅ならよかったのにな、とか。

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