8.12.2019

[music] Johnny Marr

8日、木曜日の晩、MeltdownどまんなかのRoyal Festival Hallで見ました。

こないだのGrastonbury2019をBBCが中継だか録画再生だかしているなかに彼のライブがあって、そこで彼は”Bigmouth Strikes Again”をばりばり弾いて歌っていて、これいいじゃん、てチケット取った – これも発売直後ではなく公演数日前 - くらいに。

彼のライブを見るのは昔どっかでのThe Healers以来か、彼がModest Mouseにいた時って見たんだっけ.. ?

前座のMystery Jetsの途中から入って、ああいいバンド(いやほんとに)だねえ、くらい。

始まる前にNile Rodgers氏が登場して(彼、この時間は隣のホールでトークイベントやっているはずなのに)、Johnnyとはずっと昔から家族ぐるみの付き合いをしてて、彼の息子は自分から名前取っているし、互いに本当に敬愛しているんだ、って紹介して始まる。 バンドは4人編成。客層は圧倒的におじさんおばさんとその子連れ..

1曲目はソロからふつうの、だったのだが、2曲目で”Bigmouth.. “をやるもんだから客席ぜんぶものすごい勢いで立ちあがって、わーわー歌う歌う。で、みんなこのまま最後まで座らずにいっちゃった。

興味があるのはほぼThe Smithsの曲だけだった(.. ごめんねJohnny)のだが、”You Just Haven't Earned It Yet, Baby”をやって、これは自分にとってはKirsty MacCollの歌なのでとっても嬉しくて(間奏のギターも!)、その後にやった曲がこれなんだっけ.. て懸命に思いだし、あーElectronicの”Getting Away with It”だ! あったねえ..  になる(それならThe Theだってやればいいのに)。マンチェスター・ディスコ・ナイトだぜ、って煽ったりなんか懐かしい恥かしいとしか言いようがないノリで、そんなにスマートじゃないどんどこリズムで歌って刻んだりしている。

やがて息子のNile Marrをギターに加えて、”Please, Please, Please Let Me Get What I Want”をやり – そうそうこの曲なんてこんなふうにエレクトリックギター3台でやるべきなの安易にアコギ使うんじゃないよM、とか。 で、その後にあーらびっくり、A Certain Ratioの”Shack Up”なんて演ったので、あーそうか、これってThe Smiths(のギターサウンド)をマンチェスターの一連の流れに繋いで位置づけようとする試みなのかもしれない、って。続く”This Charming Man”は怒号と悲鳴が入り乱れる大合唱で、まったくCharmingなんて言えたもんではないのだが、それにしてもこういう歌詞って忘れてないもんだねえ。

本編のしめは”How Soon is Now?”、1回やったアンコールもおわりの2曲は “Last Night I Dreamt that Somebody Loved Me” ~ ”There is a Light that Never Goes Out”で、どれも極めつけのMorrissey song、であることを考えるに、ここんとこ彼の鉄板歌謡ショー化しているライブのThe Smiths曲から本来聴こえてくるはずだったギターの音を奪還する試みなのではないか、と。特に近年Mのライブでのギターの音は彼のヴォーカルの背後でぺたんこの壁でしかないことが多くて、これらってほんとうはここで聴かれるように水のように豊かにうねってしなやかに飛沫を飛ばしたり花弁を散らしてくるものだったのではないか、と。これよこれ(握りこぶし)。

“There is a Light …”のシンガロングもみんな手をふりあげて凄まじく、車に潰されて心中じょうとう!ていう歌なんだけど、いいなー。いつでも準備できてるから、ってことかな。

でもOASISのバカを意識したのかもしれないイキった変なポーズとるのは恥ずかしいからやめてね、Johnny。

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