リスボンから戻った翌日、21日の昼、CurzonのSOHOで見ました。 公開直後なのにお客いなさすぎる。
Anne Hathawayさんによる待望のバカ映画、と楽しみにしていったのだが、そんなにバカなやつでもなかったかも。悪くはなかったけど。
恋人できちんきちんとしたTim (Dan Stevens)とNYで暮らしていたGloria (Anne Hathaway)は朝帰りばっかりでふしだらで酔っ払ってすぐ記憶なくしたりするのでもう出てってくれ、と追いだされて、泣きながら田舎の空き家になっている実家に戻ってきてしょんぼりと暮らし始めたら、小学校のときの幼馴染のOscar (Jason Sudeikis)と再会して、彼の経営する地元のバーでバイトを始める。Oscarは家具を持ってきてくれたり親身になってあれこれ親切にしてくれるのだが、そんなある日、韓国に現れた巨大怪獣のニュースを見ているうち、ある場所での彼女の動きと怪獣の動きがシンクロしていることに気づいてパニックになって、怪獣が攻撃受けると自分も痛かったりするので、それってどういうことよ! になる。
細かく書いちゃうとつまんなくなるので書きませんけど、やがてGloriaが怪獣で、Oscarが巨大ロボットであることがわかって、映画はなんでそういうことになっちゃったのか、という話と、彼女はそれにどうやって決着をつけるのか、というあたりが中心になって、彼女の動きが怪獣のそれとおんなじゃん! てなるところとか、しかもなんであんなにでっかくなっちゃってるんだよ? ていうところは割とおもしろいし、最後の決着のつけかたも痛快で握りこぶしつくってやったれ! になるのだが、髪の毛ぼさぼさ、気性ぼろぼろですさんで疲れきった彼女がなにかを掴んで、というところだと”Rachel Getting Married” (2008) とかに案外近いのかもしれない。
肝心のテーマも結構込み入ったものかと思ったら昔からよくあるあれで、怪獣戦闘ものとして見ても荒らされちゃった韓国の人たちにはほんとうに悪いけど、そんなでもなくて、どうせなら”Pacific Rim” (2013)のJaegerに乗りこんで思いっきりどかどかやる、くらいにしちゃえばよかったのに、て思わなくもない。
あとこれは100%自分の問題なのだが、やっぱり彼女って”The Princess Diaries” (2001) なんだよね、どんだけがんばっても、ほんとに申し訳ないけど。 でもこの映画であれば、別に王室にいたって通用する設定かも。
それ言うなら、彼女の大きい目があれば、になってしまうのではないか..
5.24.2017
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