1日、到着した晩の8時過ぎに、SFのショッピングモールの上にあるシネコンで見ました。
なんとなくー、”Deadpool” でも ”Zoolander 2”でもないかなー、って。
時間割の事情ででっかい画面+高音質シアターでの上映に当たってしまい(でも高い。$16)、割とふつうのラブコメを爆音で浴びることになってしまったが、ぜんぜんよいの。
まず、こないだ発表になったRazzie賞を"Fifty Shades of Grey"がほぼ独占した、ていうのがあんま気にくわない。 あれ、ちょっといびつなラブコメとして、ぜんぜん問題なかったと思うのだが。 まあRazzie賞ってそういうもんだよね …
Alice (Dakota Johnson)は大学の頃から付き合って同棲していた彼- Joshがいて、就職してNYに出るのを機にいったん離れて互いを見つめ直してみましょうよ、て都に出てくる。 就職した法律事務所みたいな(要はお堅い)とこで隣にいたのがばりばりぶんぶんのRobin (Rebel Wilson)で、彼女からNYのシングル女子はかくあるべし、ていうのを体の芯から叩きこまれる。
これの他にAliceの姉でNYで女医として成功しているMeg (Leslie Mann)がいて、彼女も断然シングル、なのだが、精子バンクを介してシングルマザーになろうとしている。
他にもバーで地味にノートブック開いてかたかたやっている(割とどこにでもいそうな)Lucy (Alison Brie) とそんな彼女がなんか気になるやりまくりバーテンのTomとか、いろんなシングルの恋模様が描かれて、そうしているうちに一緒になれると思っていたJoshは別の女と結婚しちゃって、あらら、て自棄になったりする。
Robinが「あんたはSATCやブリジット・ジョーンズを見てこなかったのかボケ!」とAliceを一喝するシーンがあるように、ひと昔前の(まじであれ冗談であれ)結婚を究極のゴールと考える旧来型のラブコメとはやや違っていて(ま、違うよね当然)、そういう割と平熱の主人公たちと、なにやら幼稚で暴走気味で局所でやたら熱くなりたがる男子勢と、そんな文脈とは無関係に爆発しまくるRebel Wilsonのコントラストが、なんかよいの。
従来のラブコメにありがちなある一点、一線を見据えた小競り合い、みたいのから少し引いて、その分自分のなかの葛藤をぐちゃぐちゃする手前できれいに出している。夢(映画のなかの恋)ではなく、かといって現実を、でもなくて、これはこれでちゃんとしたコメディとして成立していると思った。
Dakota Johnsonさんのぼんやり・つーんとした存在感 - Fifty Shades.. にもあった - が割と効いているような。
けどまあ、Aliceが結局向かうところはあれかよ(ちっ)、ていうのはあるのだが。
(ふつーすぎないか)
妊婦になってだんだんに箍が外れて狂っていくLeslie Mannを始め、アンサンブルドラマとしてもなかなか楽しいのだが、あとちょっとだけ、Rebel Wilsonさんには大暴れしてほしかったかも。
彼女がタクシーを止めるとこはすばらしかったけど。
続編とか、ないかなあ。
あと、こんどPnacake Paradiseに行ってみる。
3.10.2016
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