NYからの帰りの機内で見ました。 夕方発の便だったのでぜったい寝ちゃうわ、と思ったが日本でも公開するみたいだから寝ちゃってもいいや、って。 ポスターだけ見たらあんま見たいとは思わなかった(”Breaking Bad”のひとだし)が、Jay Roachなので、なかなかおもしろかった。
実録もので、40年代後半、ハリウッドでばりばりの脚本家だったDalton Trumbo(Bryan Cranston)が吹き荒れた赤狩りの嵐のなかで仕事を奪われ、隅っこに追いやられ、それでもヤミで影でゴーストで書き続けてがんばって、結果ざまーみろ、みたいなお話し。
赤狩りの時代を描く、というとき、たぶんいろんなレイヤーのいろんなお話しがあるに違いなくて、有名なとこだと映画監督たちの - Cecil B. DeMilleとJoseph L. Mankiewicz との確執とか、そこにJohn Fordがかっこよく登場、とか伝説は聞いているのだが、ここで描かれるのはTrumboの仕事仲間とか家族とかその周辺のみんなで、いろいろ苦労してがんばって大変だった、みたいなことなの。 全体としてはえらい土砂降りがきたけど筋を曲げないでがんばってよかったねえ、みたいなええ話系のホームドラマになっている。
出てくるゆーめー人としては;
Edward G. Robinson (あんま似てない)、John Wayne (あんま似てない)、極右のHedda Hopper (Helen Mirren、とっても楽しそう)、Kirk Douglas (この時期はまだいいやつ)、Otto Preminger (ううむ)、Frank King (John Goodman!!)といったかんじ。
書くのが好きで、自分の書くものに自信があって、自分の信じることも間違っているとは思えなくて、だから干されたってへっちゃらで偽名で仮名でどんな仕事でも受けて、Frank Kingのとこにやってくる低予算C級ジャンクのお直し仕事みたいのだってこなして、そんななかから「ローマの休日」も「黒い牡牛」も生まれてきたって、なんかすごいなー。
そんな苦しい時代に耐えていっしょにがんばる家族は妻がDiane Laneで娘がElle Fanningで、これならがんばれるかもって思うし、でも彼女たちはいっぱい泣かされて引き摺られて、仕事のたびに風呂場を長時間占拠されて、そうとうアクの強いめんどくさいおやじだったんだろうなー。
こういうのって、朝の連ドラだなー、て見てた。
とにかくJohn Goodmanがさいこーにかっこよくて、あそこだけでも見るじゅうぶん価値あるとおもう。
でもさー、なんで公開が7月なの? ばっかじゃないの? て思った。 ひょっとして選挙前だから? 言論統制のこわさが拡がっちゃったらやばいから?
この他には、またEP7とか見たり(結局いっぱい見てるじゃん)。 あとはずっとうとうと寝てた。
3.18.2016
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