NY間の行き帰りの機内でみた映画とか。
L'Extravagant voyage du jeune et prodigieux T.S. Spivet (2013)
英語題は"The Young and Prodigious T.S. Spivet"、邦題もおんなじようなふう(忘れた)。
T.S.スピヴェット君モノの原作は読んでない。
モンタナの田舎で幸せに暮らしていたスピベット家 - カウボーイの父、昆虫学者の母(Helena Bonham Carter)、カウボーイ子供の弟、科学者子供のT.S. - 殆ど天才バカボン一家なのだが、T.S.の書いた永久機関に関する論文がスミソニアンで表彰されることになり、突然死んでしまった弟のこともあっていろいろ悶々していた彼は家出してワシントンDCに向かう。 その道中のいろんな大人たちとの出会いとか、権威って、とか大人って、とか。
大人からみた不思議子供のT.S.と子供から見た大人の変てこ世界を不可思議に怪しげに描くのはJean-Pierre Jeunetの得意なところなのかも。 だけどもうちょっとおもしろくできたかも。 Wes Andersonがやったら、とか少し思ったけど、やらないだろうな。
Helena Bonham Carterのママがすんごくよかった。
The Lunchbox (2013)
原題は”Dabba”。邦題は「めぐり逢わせのお弁当」...
インドで、朝に各家庭からお弁当をピックアップしてオフィスのひとりひとりにデリバリーして食べ終わったのを回収して戻す、ていう配送サービスがあって、そこでお弁当の誤配が起こって、まだ若い子連れの奥さん(夫は冷たくて相手にしてくれない)のお弁当が、妻を亡くした初老の男のところに届いて、それがきっかけで二人の間でメモのような手紙のやりとりが始まってほんわかするのだが、ぎりぎり恋に発展しそうでしなくて、しんみり終わるの(めぐり逢わないの..)だが、それはそれでよいの。 こういうので「ちぃさな奇蹟が」(キラキラ)みたいのはもううんざりなの。
上の階に住んでてこまこま料理指導をするダミ声のおばさん(決して姿を見せない)とか、会社にいる威勢がよくてうざいばかりの新入りとか、そういうのもなんかいそうでありそうでよい。
その若者が結構混んでいる電車の中で晩御飯の野菜を切りはじめたのにはびっくりして、更にそのまな板が会社の書類だったのが後でわかったところも更にびっくりした。
お弁当のお料理はおいしそうなようで、なかなか微妙なのだった(絶対おなか壊す)。
帰りの便はもう見たいの残っていないし、眠かったのでほとんどねてた。
けど、久々に”Little Miss Sunshine” (2006)とか見ていた。
Steve CarellもPaul Danoもみんな若いー。 そして何度か予告で見た"Foxcatcher"のSteve Carellの不気味さを思い出してふるえあがった。
更に時間があったので「観相師」ていうのを見た。 (ねえねえ、なんで邦画はみないの?)
韓国の時代劇で顔をじっと見る(観相)だけでそのひとの人生とか運命とかを読むことのできる男が朝廷に連れてこられて、王様の下にいたNo.2の虎と狼の覇権争いに巻きこまれて大変なことになるの。
この顔は王となるにふさわしい、とかこいつは逆賊とか、血も涙もないとか、顔じっと見られて、言われるってやなかんじ、なのだが戦の世には必要な技だったのかもしれないねえ。
けど、ひとを見かけで判断しちゃいけませんって義務教育の時代にさんざん言われたしー。
観相師にいまの政権の全員みてもらいたいわ。 どいつもこいつもペテン師のクズ以下、にきまってる。
ここでいったん切りませう。
11.08.2014
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