10.13.2014

[film] A Million Ways to Die in the West (2014)

ようやく追いついてきたかも。
すべてに疲れきってどうでもよくなっていた10日の金曜日の晩、日比谷で見ました。
Million Waysで殺していっそのこと、とか。

血なまぐさい西部の町でナードの羊飼いとして暮らしていたAlbert (Seth MacFarlane)はガールフレンドのLouise (Amanda Seyfried)と幸せだったのにムスターシュ野郎 (Neil Patrick Harris)に寝取られて、しかもそいつと決闘することになってどうしよう、てなったところにかっこいいおねえさん(Charlize Theron)が現れて特訓してくれて、憧れてぽーっとなるのだが彼女は盗賊団の首領 (Liam Neeson)の妻だった、ていう。

“Ted”の監督による西部劇、設定を19世紀後半に置いてみても基本はあんまし変わらない。 じゅうぶん大人になりきれない主人公がちょっと変な仲間とかの助けを借りて成長する、そういうお話。

誰もがいつどんなふうに死んでも/殺されてもおかしくない非情・無法の西部でナードはどんなふうに生きるべきなのか、生きられるのかという成長譚なので、ものすごい悪い奴とか絶体絶命とか復讐とか裏切りとか、そういう要素は薄い。 舞台をそのまま21世紀アメリカの田舎の高校とか大学に置いてもまったく違和感なくて、違うところは人がころころ死んでいく、とかそのへん。

というわけでドリフのギャグのように死にネタ下ネタ下痢ネタのオンパレードで、PTAには確実に評判よろしくない、であろうが別に構うもんか。 西部なんだし。
残念なのは音響というか、会話も含めて全体に音がクリアできんきんしていて、現代ドラマのそれと変わんないの。 TVでSNL見ているんならわかるけど、西部劇でこれはないよねー。

あと、これは完全に好みだろうけどSeth MacFarlaneの顔がさあ、Mike Myers のようでありRyan Reynoldsのようでもあり、のっぺりぺったりしすぎていてつまんないのよね。 西部にいないよねあの顔。 で、Sarah Silvermanならまだしも、Charlize Theronはあんなのに惹かれないだろ、とか。

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