25日土曜日の午後、Greenpointから戻ってきて、Astor Placeのシネコンで見ました。
リリース直後の週末だというのに、4人くらいしか入っていなかったけど。
最初に昔の粗いビデオ映像でプロムかなんかの後に、深夜のプールにはしゃぎながら女子連中が忍び込むところが流れて(音楽は"Such Great Heights"で、そんな昔じゃねえだろ、と思ったけど10年前なのね...)、今はそこから10年後、Megan (Keira Knightley)はお気楽で定職につくこともなく、父親の会計事務所の「税金申告書つくりますー」の宣伝看板を持って道端に立ったりしている。
今度結婚するという同窓生との集いに行っても、自分ひとりなんか浮いてて、あーなんかやばいかも、と思ったり、同棲している彼(Mark Webber)とはプロムのベストカップルに選ばれた相手だし特に不満もないのだが結婚を意識しだした彼のことを、えーそういうもんか、とぼんやり考え始めたりしている。
で、同窓生の結婚パーティに出てみたらいろいろ噴出するものがあって、たまんなくなって会場を飛びだした彼女は深夜の駐車場でスケボーでうだうだ遊んでいるAnnika (Chloë Grace Moretz)とその仲間の高校生に「酒買ってきてくんない?」て頼まれて、うんあたしも昔そうやって頼んもんだし、てやってあげて、一緒に遊んだら楽しくて、彼らと遊ぶようになって、その流れでAnnikaのとこに居候することになったらそこにはシングルファーザーのSam Rockwellとか亀とかがいたりして、そのうちSam Rockwellと寝ちゃったり。
そんな彼女らがLaggiesなの。 亀みたいな。
成長とか結婚とか気になりだした20代後半の女子の迷いとか惑いとか、なんでもぐちゃぐちゃ悩みにまみれる10代の女子のそれが散りばめられたラブコメで、それを世代間ギャップの話で茶化さずに、プロム幻想への訣別と、それでも小娘はプロムへいけ!ていうのの両面から真摯に丁寧に描こうとしていて、なかなかよかった。 好きな男ができたらそこにまっすぐ走れ、ていうだけのことかもしれんが。
こういう映画で等身大、とか言うのは嫌なのだが、Keira KnightleyもChloë Grace Moretzも本当によいの。 ヒステリアにも血まみれにもならない。
音楽はDeath Cab for Cutie - The Postal ServiceのBenjamin Gibbardさんで、でもそんなにきらきら青春していなくて、これも素敵だった。
10.31.2014
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