NYの残りのあれこれそのいち。
行きの機内で見た映画、さんぼん。
The Monuments Men (2014)
邦題はミケランジェロのうんたら。たしか。
第二次大戦中、欧米の美術史家とか建築家とかでヨーロッパ各地でナチスが略奪してどこかに隠した美術品を奪還すべく特殊工作部隊が作られて、彼らがMonuments Menで、リーダーがGeorge Clooney、他のメンバーがMatt Damon、Bill Murray、John Goodman、Bob Balabanとかとっても豪華、彼らが軍服きて軽快に歩いていくので誰もが”Ocean’s xx”のシリーズみたいのを思いだすかもしれないが、実話ということで人も死んだりするしでほんの少し苦いかも。
彼らは芸術を心底愛していてそれらを救った、のかも知れないが歴史から見れば、彼らが救ったのは金や貨幣と同等の経済資産として認知された「芸術」でしかなかった、ていうキナ臭いかんじもまた。
ちなみに、Matt Damonが演じたJames Grangerは、実際にはJames Rorimerといって、このあとメトロポリタン美術館の館長になる。 その後任がクロイスターズの十字架で有名なThomas Hovingなんだよ。
監督George Clooneyの映画としては悪くないの。 Alexandre Desplat の音楽もすてき。
Anchorman 2: The Legend Continues (2013)
こんなの何回見たって面白いに決まってるんだよう。
こないだちょっとだけ劇場公開された143minの”Super-Sized R-Rated Version”をみたいー。
(500) Days of Summer (2009)
なんでかやっていたので寝起きのあたまで見ました。
最初見たときはもっと散漫な印象があったが結構ちゃんと考えて作ってあるのね、とか思った。
ついこの前見た”The Amazing Spider-Man 2”もそうだけど、Marc Webbにとっての女性ってそんな簡単にあっち側に行っちゃう謎謎なもんなのかしらねえ、とか。
あと、Joseph Gordon-Levittくんにとっては、このあとも”Don Jon”でパーフェクトな彼女を求める魂の彷徨いは続くんだねえ、とか。 こいつはこいつで反省しないねえ。
帰りの機内で見たのは、2ほん。よく寝た。
Jack Ryan: Shadow Recruit (2014)
Jack Ryanものって、映画でも本でもほとんどしらないので、その観点からは評価のしようがないのだが、いくらエリートでちょっと従軍経験があるからって、いきなりあんなロシアで実戦入ってあれこれやってすんなりアメリカ戻ってテロ阻止したりできちゃうもんなのか、とか。
在NYのJackがFilm Forumに”Sorry, Wrong Number”-「私は殺される」(1948)を見にいって、そこで情報の受け渡しをするシーンがあるのだが、あれFilm Forumじゃないから。 看板が違うし半券も違うし座席も違うんだから、ね!(こういうとこだけむきになる)
ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪 (2013)
ツイ・ハークの判事ディーシリーズ、『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』- 大仏がらがらでーん - の前日譚で、いろいろあって洛陽の司法省に赴任してきた若き日のディーのおはなし。
半魚人とか大海竜とか泳ぐ馬とか毒蜂とかいっぱい出てきて楽しいけどちょっとワイアーやりすぎかも。 馬の首の下をぐるんて飛んで乗馬なんていらんし。
でも漫画みたいでおもしろかったです。
映画関係だと、Lincoln Centerで始まったFassbinderの回顧特集、”Fassbinder: Romantic Anarchist” を記念して発売されたトートとTシャツを見にいって、やっぱし買うのをやめた、ていうのがあった(16日)。 これならIFCのメタルTのがまだ。
http://filmsociety.myshopify.com/collections/shop/products/t-shirt
ちなみにFilm Comment誌のFassbinder特集デジタル版(紙版は出ないんだってさ)、99¢で買えるよ。まだ読んでないけど。
http://filmsociety.myshopify.com/products/digital-anthology-rainer-werner-fassbinder
5.24.2014
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