NYの残りのあれこれそのに。 食べものとか本とかレコードとかいろいろ。
たべものー。
Russ and Daughters Cafe : 11日、到着した昼間、すぐ行った。
Russ and DaughtersはHouston沿いにむかーしからあるJewishの乾物 - 魚屋で、最近だと”Lola Versus” (2012)でGreta Gerwigさんがここのサーモン(だったっけ?)を買うなり店頭でむしゃむしゃ食べだすシーンが印象的でしたね。 気持ちはわかるの。
CafeはOrchard stを少し奥に入ったところで、Cafeというよりはダイナーみたいなかんじ。
最初に冷たいBorscheを頂いたらこれがとんでもなくて、これまでのベストは2nd Aveのウクライナ・ダイナー、Veselkaのそれだったが、あれの上を行ったかも(どっちもおいしいよ)。
ビーツの甘さと酸っぱさが冷たさのなかでたぶたぶと押し合い、サワークリームの雲がふんわりと上に引っ張りあげる。 繊細すぎてとてもスープとは思えない。
キャビアとかもあるが、干魚系、酢漬け魚系はどれもおいしそうで涎が溢れてきて、けっきょく酢漬け鰊プレートにする。酢漬け鰊といってもいろいろあって、甘酢でとろとろめのやつとか、しっかり浸かったのとか、3種類と、あとはRollmops - 巻いた酢漬け鰊にピクルスが挟んであるやつ - が壮絶にすさまじくて、泣きそうになった。しめ鯖とか小肌が好きなひとには劇薬だとおもう。
こんどはオランダ鰊の季節に、ぜったい再訪する。
あとは、Bouley行った。 昔のBouleyがあった場所はCitibankになっていて、Duane stを挟んでBrushstrokeの反対側に移動していた。 わたしはBouleyの熱狂的な信者ではないが、例えばJean GeorgesやDaniel Bouludのいかにもな経営と比べるとぎこちなくて危なっかしいし、90年代の神懸かりとしか言いようなかったお皿達に比べると明らかにパワーは落ちていると思うものの、このひとのお料理はなんか好きなの。
今回は、なんといってもパンのワゴンだった。木製のでっかいワゴンの上にてんこ盛りのいろんなパンがパンおじさんと共にがたごと現れる。 Alain Ducasseのとこのデザートワゴンもそうだけど、てんこ盛りワゴンが向こうからやってくると泣きそうになるのはなんでなのか。
パンは、いちじくとかアプリコットとかナッツとかハーブとか、練り込み系が8種類くらい、穀物系が4種類くらい、それから生まれてからこれまでで見たことないくらいばかでかいブリオッシュローフの塊、これらを好きなだけいくらでも切ってくれる。(そういえば普通のバゲットとかなかったな)
Bouleyさんは、かつてBouley Bakeryていうお店でBakery道を追求していた時期もあったのでそこに立ち返って改めて、ということかしら。 もちろん、これらのパンとバターだけで他になんもいらない(ことは決してないのだが)くらいおいしいの。
お料理は、Meyer Lemonの泡(味噌といくらが奥から)にくるまれた牡蠣が前菜、じんわり滋味滋味くる系のLong Island鴨がメインというBouley定番でいった。
終ったのがほとんど深夜0時で、そうすると余ったパンを分けてくれたりする、かもしれない(わかんないよ、はしゃぎまくっていたから憫におもって恵んでくれたのかも、だけど)。
あとはいつものPrime Meats(盤石のPork Chop)とかESCAとか。 天候と場所で相当制限されてしまったのが残念だった。
EatalyでやっていたNutella barもCronutも行けなかったし、High Line HotelにSt.VincentのCoffeeを買いにいくこともできなかった。
おみあげは、Union Market(ここ、まとまっていてよい)で、Bakedのグラノーラ2種とクッキーいっぱい。
レコードと本のほうは、あんまし、だったかも。
RSD関連はもうほとんど喰い荒らされていたし、中古もそんなには。
レコードは、着いた日に猫詣でついでにGreenpointのAcademy Annexに行って(猫元気)、12日にOther Music行って、14日にRough Trade行って、16日に改めて、Other Music行ってAcademyのEast Village行ってRough Tradeいった。
新譜だとRough Trade NYCがいちばんあったかも。
RSD関係で、Dresden Dollsの1stとか、Afghan Whigsの新しいの(SWANSのとどっちにしようか悩んでこっちにした)とか、The Clienteleの再発された”Suburban Light”とか、Coil/NINのRecoiledと、Wye Oakの”Shriek” (ジャケ買い)とか、La Seraの”Hour of the Dawn”(裏ジャケに背乗り猫)とか。
Afghan Whigsは、重厚で問答無用ですんばらしいが、”Gentlemen”の頃の火花飛び散る刀傷の刹那は望んでもしょうがないのかー。 The Clienteleのは、よいねえー。
本は、Word行って、McNally Jackson行ったくらい。
4ADの歴史本 - “Facing the Other Way: The Story of 4AD” by Martin Aston.
分厚い。レーベルとしての4ADはそんなに夢中になったわけではないのだが、歴史のお勉強として。
Ali Smithの”Artful” - すごーくまじで読みたいのだがとにかく時間が。
雑誌は、取っておいてもらったT Magazineがたくさん。
マイアミでの件は、思いだしたくもないので書くのやめた。
ほかになんか忘れているきが。
5.25.2014
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