1日の日曜日、GuggenheimでJames Turrellを見たあと、IFCで"Ain't Them Bodies Saints"を見ようと下に降りていったらびっくりSold Out、Plan Bで乗ってきたF Lineのホームに戻り、もう2駅先に行って昨日とおなじSunshine Landmarkで見ました。 もう予告は始まっていた。
Joe Swanbergはマンブルコア派の作家で、こないだ"Computer Chess"(もうどこでもやってなかった…)をリリースしたAndrew Bujalskiと並んで「もうごにょごにょ言わなくなった」てNY timesで言われていた。 ていうのはどうでもよくて、Anna Kendrickさんが出ているし、程度だったの。
Kate (Olivia Wilde)とLuke (Jake Johnson)はシカゴのビール醸造所の仕事仲間で、ビール屋だから朝から昼からビール飲みまくってバカばかりやっているのだが、お互いそれぞれに彼 - Chris (Ron Livingston)と彼女 - Jill (Anna Kendrick)がいて、4人で会ったりもしてて、じゃあみんな一緒に遠出でもしよう、と山奥にあるChrisの別荘にみんなで出かけるの。 みんなで遊ぶときと、眠れないひと同士とかハイキングに行きたいひと同士とか、いつものふたりではない組になる場面があって、そのときの微妙な波面が、あとでだんだん効いてきて、KateはChrisに別れようて言われてフリーになっちゃうの。
醸造所の広報をやっているKateの豪快でぱきぱきしたキャラも、ナイーブでくよくよしてばかりのJillもとってもありそうで、そんなキャラクターの描き方、それぞれの絡み、会話のノリと運び、ストーリーの転がり方、こういうのに関してはお手のもの、全く申し分なくてぜんぜんインディ出の作家のものとは思えない。
ただこういう作品の常として、んでそれがどうした? だからなんなの? になりがちで、このへんが評価の別れるあたりなのかもしれない。
そのへん、NY Times紙(by A.O.Scott)とNew Yorker誌(by David Denby)のレビューが対照的でおもしろかったかも。 ポスト・アップダイク的な批評性を見るNY Timesに対して、チェーホフをやれ!チェーホフが足らん!と煽るNew Yorkerと。
漫画でも小説でもテレビドラマでもなんでもいいけど、なんでみんなそんなに友達か恋人か、男女間に友情はあるのか、キスしたら友達じゃないのか、みたいな線に拘ってわーわー騒ぐのか、ぜんぜんわかんなくてけっ、とか吐き捨ててしまう自分としては、この映画のつーんと突き放したような空気はすがすがしくてよかったかも。 人間関係なんて、ぜんぶDrinking Buddiesで - 酔って楽しく騒いで、喧嘩したって翌日になったらけろっと忘れて元に戻ってる - でそれでいいじゃん、とか。
この題材をロメールだったらどう撮ったかなあ、とか少し思った。 まちがいなくエロくなっただろうけど、そういうとこじゃなくて。
9.07.2013
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