ふたたびNYのはなしに戻る。
こないだのNYではライブはないと思っていたのだが、普段なら必ずチェックするThe Stoneを忘れていて、そしたら丁度Fred Frithさんがキュレーションをしているタイミングで、John ZornとのデュオとかLaurie Andersonさんとのデュオとかやっているのだった。 ばかばかばか。
9月はNYのアンダーグラウンド界ぜんぶJohn Zornの還暦祭りになっていてAnthology Film Archivesでは彼のセレクツ(しぶいー)やってるし、ライブもやるし、(le) poisson rougeでもライブやるし(Moonchildやる!)、Japan Societyでは教授とデュオやるし。
http://www.zornat60.com/
で、2日は彼のリアル誕生日でのThe Stoneだし、9月の他のイベントは参加できないので、せめて行っておめでとうくらいは言わなきゃ、と行ってみる。この人の音楽、音楽にかける情熱と、ここ、The Stoneという場所がなかったら、NYはいまよかぜんぜんつまんないものになっていたはずだ。
それにしても、TonicがなくなってThe Stoneが立ちあがった頃、こんなに続くとは誰も思っていなかったよね。ほんとうにえらい。
Stone BenefitのImprov Nightは定期的にやっているやつで、これまでも何回か来たことある。
8:00開演で$25。
The Stoneに最後に来たのって... 調べてみたら2011年の2月で、Fred FrithとLaurie Andersonのデュオだった(← 見てるじゃん)。
サイトにあったメンバーは以下。 でもぜんぶで14人いたし、Zeena Parkinsさんはいなかったし。
John Zorn (sax) Ikue Mori (electronics) Sylvie Courvoisier (piano) Cyro Baptista (percussion) Nava Dunkelman (percussion) Jeanie-Aprille Tang (electronics) Uri Gurvich (sax) Erik Friedlander (cello) Theresa Wong (cello) Zeena Parkins (harp) Gyan Riley (guitar) Chuck Bettis (electronics) and many special guests
Johnさんはいつものアーミーパンツで、でも上は赤いシャツ着てて、8時5分くらい前からサックス2本でさくさく始まる。そこから後は、いろんな組み合わせの3人から5人くらいの組(どういうルールでどうやって決めてるんだろ)がかわるがわる出てきて、5~10分くらいのセッションをやって次にパス。寄席みたいなかんじで、やかましいの、静かでねむくなるの、緊張感ばりばりの、いろいろある。 即興の果たし合いがすべて、なので奏者の気合いもそれなりにきんきんしてて、おもしろいったら。 難しい話しでもなんでもなく、音楽の可能性の深いこと底なしのこと、改めて何度でもどこまでも思い知らされてしまう。John Zornがこの場所でこのスタイルを続けているのもそういうことなのだろう。
最後のセッションは14人全員が10畳くらいのスペースにびっちりひしめき、一斉にどかどかじゃんじゃんわんわんやって、ヴィジュアルとしても物理的にも耳的にも圧迫感は相当なもの。
音楽に浸る、というより糠床のなかにずぶずぶ埋められてしまうかんじ。
終わったら9時半過ぎ、いつものことながらあっという間。
Happy Birthday, John ! でした。 またね! と。
台風の3連休は、日曜の夕方から月曜の夕方までずうっとアンストッパブルの仕事で缶詰で、台風関係なかった。ひさびさにやられたかんじ。 ちくしょうー
9.16.2013
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。