6日の連休最終日、"Shirley"のあとに六本木でみました。 「アメリカ」いろいろ。
んー、しゃりしゃり軽くておもしろかった。 たぶん。
前作よりはちょっとだけウェットで、だからおとなもこどももみんな楽しめるよ。
これを見るにあたっての最大の障壁は、今作でフロントに出てきているらしいグウィネス・パルトロー問題をどうするのか、ということだった。
Coldplayがだいっきらいな自分はとうぜんこの女も同様にだいっきらいで、どうしよう、とおろおろしていたら同じ悩みを抱えているひとは他にもいっぱいいたようだった。
http://www.vulture.com/2013/04/how-to-not-hate-gwyneth-paltrow-in-iron-man-3.html
でも、これ読んでもあまりすっきりしなかった。 であれば腹をくくって見るしかない。
"2"でサバスのTシャツを着て、AC/DCに乗ってがんがん暴れ放題だったトニー・スタークは、父親(コンプレックス)問題が片付いて、かつ"Avengers"で地球を救うヒーローとして認知されたことを受けて、いよいよほんもんのヒーローとして一本立ちすることになる。 最初に自宅基地をぼこぼこにされて全てを失った後で、彼女の愛もしっかり受けとめ、そこらのガキともうまくやれるようになり、軍とも協力しあい、自身の野望の先にあったIron Manを自己同一化する、それを気づかせてくれたのが過去に自分の傲慢さ故にシカトしてしまった科学者の恨みだった、と。
うんうん、よい話じゃのう。
鎧と武器を全身に装着し、身体の延長としてそれらを使って戦うIron Manと、脳内の未開領域を活性化することでターミネーターとして再組織化された人体の戦い、という構図も象徴的で、武器はいくらあっても壊れて使えなったり動かなくなったりするけど、再生可能な人体があればそんなのいらないし、という敵との戦いで自身の無力さを思い知らされ、ポッツまで奪われて落ち込んだトニー・スタークを復活に導いたのはガキの「整備工なんだからさ」の一言だった。
この気づき(自分を整備できるのは自分だ) がラストの"I am Iron Man"という覚醒をもたらす(これは"1"でもラストに言っていたけど) ので、Iron Manのお話はこれをもって終わるわけないのだった。
しかしこれ、結構な危機のはずなのに、他のAvengerはぜんぜん出てこないのな。(最後にでてきたあれを除けば)
軍の人体実験 → 大統領の危機ときたら、こんなのCaptain Americaの管轄どまんなかだと思うのに、出てこない。 きっとまた、どっかの部屋の隅でいじけていたにちがいない。
いちばん楽しかったのは70年代B級活劇風のエンドロールのとこだったかも。
あと、Ben Kingsleyが演じる悪役のマンダリンて、名前が出るたびにあのバンドにいた女の子のことを…(ありゃマンダ・リンか)
5.13.2013
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