10.23.2012

[log] October 23 2012

シンガポールからは予定通り、火曜日の朝に帰ってきました。(5:45am着地)

ぐだぐだでしたわ。 湿気すごいし。 なにより眠いし。
でも東京に降りたとたん、すさまじい低気圧が襲ってきて、寝挫いたのに併せて頭痛も降ってきたのでなにこれ、だった。

シンガポールは、数年前に行ったときよかより変な建物がいっぱい建っていた。
熱帯気候も計画都市も好き勝手につくられた建物もしみじみ好きになれない、とおもった。
まだ見たことのないマーライオンもそういう一派なのではないかと推察する。

初めて乗った787は、あんなもんかしら。
最近の地下鉄の新しい車両みたいに全体として軽薄なかんじで、実際軽くて薄いのだろうな、くらい。
トイレなんてぺこぺこでワンルームのユニットバスみたいな印象で、ここに座っている間に落っこちたらやだな、と一瞬おもったが、古いやつだって、落っこちるのはいやよね。
機内のノイズも音量としては小さくなっている気がして、音域だとこれまでのと比べてやや周波高め、よりメタリックなかんじになっているような。
しゃー、とか、さー、とか、みーん、とか、きーん、とか、そういう系の音ね。
これまでの飛行機の体に悪そうな、鈍重めの音のが好きなひともいるだろうにー。

あとは、中距離だからなのだろうけど、カーディガン貸してくれなかった。 寒いと寝れない。

深夜発の便だったのでお食事は到着前の明け方に出るのだが、寝る前に食べたいというひと向けのもあって、寒いのに加えてお腹へると更に寝れなくなるので(冬眠前)、頼んだ。 お寿司と茶碗蒸しで、お寿司は握りがふたつ、かんぴょう巻きがみっつ。

ビデオのコントローラも小さいのに変わっていて、寝返りうっただけで敏感に反応してくれるのであれだったのだが、そういう状態で映画1本だけ見ました。 "Rock of Ages" - あっというまにシアターから消えちゃったねえこれ。

行きで1時間くらいみているうちに眠くなったのでそのまま落ちて、帰りの便で残りの1時間くらいみる。

なんかなー。
知っている曲ばかりだし、好きな俳優さんばかり出ているのに、なんでこんなにしっくりこないのか、すっきりしないのか。
ミュージカル版は見ていないのだが、それが致命的なことであるとも思えない。

バカが夢中になる音楽であるところのロックが世の中をひっくり返す、その勢いと痛快さがない。
例えば、80年代の"The Blues Brothers"、90年代の"Wayne's World"、00年代の"The School of Rock"にあったものが、はっきりとない。

聖地バーボンハウスを排斥しようとする連中、そこからのし上がろうとする若者たち、そこから全てをむしり取ろうとする業界、神のように君臨するカリスマスター、極めて漫画っぽい構図であるが、これはこれでいい。
問題は、ロック一筋で猛進するとんでもないバカとか勘違いやろうが、これらになんら決定的な打撃を与えることなく、たんに「みんなのうた」- "Rock of Ages"がまさにほんとに「みんなのうた」として機能して、みんなのとこに等しく降ってきて、結局のとこスタジアムロック万歳!みたいなとこに落ちてしまうところなの。

あんなのロックじゃない、とかそういうことを言うつもりはなくて、物語の決着のつけかたとして、あまりにわかりやすくて予定調和で代理店が作ったファストフードのコマーシャルみたいに見えるところがなんかいやだ。

あとさあ、カット割りとかしゃかしゃかやりすぎだよね。 ああいう田舎ロックにそんなことしてどうする、なの。

あと、Stacee Jaxxみたいなひとは、Bon Joviとか歌わないとおもうんだけど。
あと、"Oh Sherrie"はぜったい出ると思ったのに。

というわけで、いちばんきゅんとしたのは、昔のタワレコの店内だったりした。 
カセットとかあんなふうに並んでたのよね。 あそこにスリップしたいよう。

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