29日の土曜日、"Ingrid Caven…" が終って、いいかげんへろへろだがあと1本は見よう、と。
これにするか、同じく金曜日に公開されたばかりの"Pitch Perfect"にするか悩んで、RPXていう音のでっかいシアターで見れるのと、昼間にタイムトラベル映画見ているのでついでに、ということでこっちにした。 ほんとに僅差だったの。 で、Times SquareのRegalに向かう。
22:40の回で、CMが終って予告が始まるまでの間、係のひとがいないのか5分くらい画面がフリーズしてた。 あんなでっかいスクリーンで死んでるWindowsの画面みたのはじめてだった。 (誰かがWindows98じゃねえの? て野次ってた)
さて、るーぱー。 2042年、30年後の未来から時間のトンネル抜けて落っことされてきた下手人をその場で射殺して葬り去ること(悪いのは元から絶たなきゃだめ)をお仕事にしている人たちがいて、そのひとり、Joe(Joseph Gordon-Levitt)がある日のお仕事に行ったら、そこに落ちてきたのは30年後の自分(Bruce Willis)だった、と。
評判よいみたいだし、途切れずによく出来ているとは思いました。損した気はしないことでせう。
でも、30年後にありえているかもしれないこんなタイムトラベル・サスペンスのために相当きっちり考え考え作り込んでいるので、この世界観、時間観に乗れないひとにはきついかもしれない。
Bret Easton Ellisさんは我慢できずに途中で出てしまったそうだが、わからないでもない。
負け惜しみで「ループしてんのはてめえの頭んなかだ! 時間はループしねえんだよ!」くらいのことは言ってあげたくなる。
それでも見る気になる理由があるとしたら、30年後の自分だと言ってBruce Willisみたいなしおしおのハゲが現れたらふざけんじゃねえお前なんかおれじゃねえ、ってぶっ殺したくなるだろうし、30年前の自分を目の前にしたらこんなちゃらい洟垂れがもうちょっと思慮深かったらこんなことには、ってぶっ殺したくなる、その辺のぐしゃぐしゃした苛立ちみたいなのは共感できるからー。
ていうかそこ(慢性的な自殺衝動 - 傾向)に焦点あてて見てたほうがおもしろい。 あんま正しい見方とも思えないけど。
あとは、Joseph Gordon-Levittさんの仕事仲間であるPaul DanoとかNoah Seganといった若い人たちがみんな一生懸命がんばっててすばらしいのと、Emily Bluntさんがえらくかっこよいことだろうか。
時間軸のことを考え始めると筋に集中できなくなるから仕方なく演技とかディテールのほうに目が向いてしまう、というのもあるのだろうがー。
音もすごいし、ちょっと事情がふくざつなギャング映画として見ればそんな悪くなかったかも。
しかし、1時過ぎのTimes Squareって、なんかすごいことになってた。
10.07.2012
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。