21日の夕方、HeathrowのラウンジでPCの蓋をぱたんと閉めたあとで、はんぱない寒気と吐気とぐるぐるに見舞われ、こりはたんなる車酔い人酔いとはちがうあれだ、とぼーんとしたあたまで思い至ったもののどうすることもできず、しょうがないのでTonic Waterの小さい缶3つとカモミールをちゃんぽんにして飲みながらとにかくひどくならないようにするしかないと目をつむってて、そうして飛行機に乗りこんだら両脇が例によって赤ん坊連れで固められてて、そういえばこないだ米国から帰るときもそうだったなんだろうこれも罰ゲームかなんかか、でもクリスマスだしきっと天使さまかなんかなんだと思いこむことにして、とりあえず離陸した。
機内食もぜんぜん食べれる状態ではなかったので、お姉さんに和食の小鉢セットだけくらさい眠たいのですとお願いして、それまでの間に、何度目かの"Crazy, Stupid, Love."を見て、最後のほうのキュートなJessicaの後ろ姿を見てからプログラムをaudioのクラシックに切り替えて、リストとしか思えないピアノがばりばりうるさかったがそれでも即座に落っこちて、気がついたらほとんど日本だった。
おうち戻ってからもげろげろは続いて、深夜0時に電話会議で起きた以外はずーっと寝てた。
電話会議で知ったのだが、6時間早いタイミングで帰国した米国側もまったく同じ症状でげろんげろんなのだった。 げんいんはあれかあれかあれか、とか話し合ってみたが、そんなのすでにどうでもええわ、なのだった。
次に気がついたのは23日のお昼で、少し食べてからまた落ちて、でも3時すぎにむっくり起きあがって支度して、ゾンビ状態でシネマヴェーラに向かって「黒魔術」(1949)と「無責任時代」(1937)を見た。 なんであんなに混んでいたのかしらん。 どうやって席を確保したのかも覚えてないや。
24日のイヴもよれよれのまま、シネマヴェーラで「マルクス兄弟オペラは踊る」(1935)を見て、その前、イヴにこんなの見にくるやつにサンタさんが来てくれるわけないからセルフで、と英国で買うのをやめといた"Quadrophenia"の豪華箱を買って、今年の散財はおわり、もうぜったいおわりだから、ということにした。 たぶん。
25日はちゃんと活動しよう、せめてMI4見るとか、ルビッチ見る(変わんないじゃん)とか、代官山のゴジラとか、と思ったのだが、昼間にちょっと横になってさっき気がついたら外はまっくら闇のなか、なのだった… もうぜんぜんだめ。
みなさまよいクリスマスを。
もう過ごしちゃったひとも。これからのひとも。
12.25.2011
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