28日、月曜日の晩、Times Squareのシネコンで、なんとなく見逃していたやつを1本。
Ryan GoslingがロスのDriverで、こないだMOMAで見た"The Driver"(1978)みたいに強盗の後の車での逃亡を請負してて、普段は映画のカーシーンのスタントとか車の整備とかしているの。
アパートの並びの部屋の刑務所に入っている夫を待っているCarey Mulligan(+その連れ子)とちょっと仲良くなって、彼女の夫が出所してきたとこで、つきあいで彼の仕事の手助けをしたらそいつがやばい金で、なかなかやばいことになる。
Ryan Goslingは楊枝くわえて終始無表情で殆どしゃべらなくて、Carey Mulliganと話すときだけ、ちょっとだけ柔らかくなって、そのトーンで穏やかに進むのかと思ったら、後半はなかなかぐさぐさでえぐいかんじに。
Ryan Goslingの短髪でつるっとした無愛想なとこ、訳ありでちょっと疲れたかんじのCarey Mulliganのショート、黒字にピンクの手書きのタイトル、その字体のままのエンドロール(ロールしないでぱらぱらめくられていくの)、がんがん流れるやや暗めのシンセポップ(だれだこれ?)、悪役のAlbert BrooksとRon Perlmanのいかにも悪悪なかんじ、とにかく全編に80年代テイストむんむんなの。
そうした必然はあんまわからんが、主演のふたりが見事にそこにはまってしまっているので、まったく文句ない。
Ryan Goslingは、こないだの"Blue Valentine"でも、"The Notebook"ですら、いつ突然ぷちって切れて暴走するかまったく読めない不気味さがたまんないのだが、この作品はほとんど、そこのみにフォーカスしている。
Carey Mulliganさんも、ほんとにうまいのねこの娘さんは。
もう12月なのかー。
ほんとは今頃空港に向かっているはずだったのだが。 また延びたの ...
12.03.2011
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