まだ25日の日曜日なのだった。
IFCで、この日2回だけ、Kevin Smithの新作がかかって、本人がQ&Aをするというので、チケット
買った。 7:00の回と10:00の回、チケットは$20。 行ったのは10:00の。
シアターの前に結構並んでいたので、ええー、と思ったらPJ20の人たちだった。
Kevinのほうはシアター内で、そんなでもなし。 とっても元気がよさそうなPJ20の人たちと比べると、こっちは…
ホラー、という話しだったし、予告見るとたしかにおっかなそうだったので、びくびくしながら見たのだが、心霊系ではないし、スプラッターとか臓物とかもそんなになかった。
88分のジェットコースターだった。 おもしろいよう。
ゲイヘイトクライムへの関与を疑われているキリスト教原理主義の教団があるアメリカの中西部で、高校生3人がやらしいことができる、という誘いにのって出かけていったらそれがごきぶりホイホイで、監禁されてミサの生贄にされるらしいことを知る。 脱出できるのか、助けは現れるのか。
最初のほうはひたすら気持ち悪くて怖くて、何度か帰ろうかと思ったのだが、警官隊が来てからは怒濤の勢いで引っ張られる。普段教室の隅でぶつぶつ呟いているやつが突然100m走でぶっちぎってしまって一同唖然、みたいなそんな。 いや、そこまではいかないか。
警官隊のリーダーがJohn Goodman、とてつもなく不気味な教団の神父がMichael Parks、その信者で"、The Fighter"を遥かに上回る鬼婆演技がすさまじいMelissa Leo、などなど。
捕まる3人の高校生もそれぞれにすばらしい。
音楽はまったくなし。 但し、最後のほうでとんでもない音が鳴るので、これは爆音しかありえない。
アメリカのバカ、愚鈍を描いてきたKevin Smith、という観点からすれば、これはこれで一貫している、のかもしれない。 或いは宗教的なものへのアンチ、というところで"Dogma" (1999)を引き合いに出すこともできるのか。 或いは警察権力への ... (以下略)
Kevin Smithにとっては、"Chasing Amy" (1997) - なつかしい - 以来の低予算映画なのだという。
ふうん、とてもそうは見えないのだが。
上映後のQ&Aは、本人はこなくて、西海岸からのストリーミングだった。
画面の横で並行して流れているTwitterで、「$20払ってビデオかよ!」と吐き捨てるような発言もあったが、そうだよねえ。
質問の内容も今シーズンのNJ Devilsはどう? とか、この映画の資金集めとリターンの話しとか、どうでもいいことをいつもの勢いでべらべら喋りはじめたので、途中で抜けた。
別に巨匠になってほしいとはちっとも思わないが、そのお喋り、もうちょっとなんとかしたほうがいいよ、って誰か言ってあげて。
10.02.2011
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