土曜日の3本目。 金曜日に公開になったばかりのやつ。
この日の1本目もこれも、死を目の前にした若者たちの映画だった。
Joseph Gordon-Levittが真面目な会社員で、煙草も酒もやらないしジョギングだってしてるよいこなのに、なんか腰が痛いなあ、って医者に行って検査受けたらあなたは脊椎の癌です、と言われる。
生死の確率は50/50 - 半々だと。
いやいやいやちがうし、おかしいし、とか言いつつも、治療しないといけないし、周りにも言わないといけないし。
親友がSeth Rogenで、同棲している彼女がBryce Dallas Howard、父親はアルツハイマーで息子のこともあまりわからないのだが、母親は、Anjelica Huston、彼らに言ったときの、言ったあとのそれぞれの反応がおもしろい。
基本はさらっとしたコメディで、どんなつらいときでも希望を信じてがんばろうー、とかそういう話しではぜんぜんなくて、単純に自分だけではなくて近くの人たちも混乱してじたばたしてしまう、その様がたんにおかしいでしょ、という。
病になったが故に広がった世界もあるし。 病院のChemotherapy仲間とか、あとメンタルのセラピスト役がAnna Kendrickさんで、"Up in the Air"(2009)と同じようにこんなリス顔の小娘になにができる、と最初は鼻で笑われるけど結構がんばってくいこんでくる、そういうキャラをきちんと。
役者さんがみんなすごくよいの。
Joseph Gordon-Levittは言うまでもなくほんとにうまいし(500 Daysよかこっちか)、Seth Rogenも、いつものように横で、がはがはげへげへバカ言っているだけなのだが、いいのよ。 Bryce Dallas Howardも、実はすごくやなかんじの女だった、を見事に。
Anjelica Hustonも貫禄の。 あれが自分のママだったらこわくてなんもできない。
サントラも素敵でねえ。 Radioheadの"High and Dry"があって、Bee Geesの"To Love Somebody"があって、Roy Orbisonの"Crying"があって、締めにはPearl Jamの"Yellow Ledbetter"がじーんと流れる。
ほんと、久々に見た気がしたきれいな青春映画、でしたわ。
このあとでThe Stoneに行こうと思ったがなんか疲れたのでここまでで帰りました。
10.08.2011
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