7日の午後、日仏のJean Epstein特集の"Mauprat"のあとに続けて見て、それから8日の午後いちに再見した。
『アッシャー家の末裔』
7日に見たのはフィルムセンター所蔵、オリジナルネガから焼いたのをアベル・ガンス経由で入手した由緒正しい小宮登美次郎コレクションの35mmプリント(サイレントで音楽なし)、8日に見たのはCinémathèque française所有のオリジナルネガから世界各地のフィルムアーカイヴ所蔵版を参照して1997年にリストアされたものを2013年にデジタル変換したもの(その際に音楽も新たに付けられた)で、本邦初公開となるバージョン。
35mm vs DCPというこれまで散々議論されてきたやつを比較対照する絶好の機会でもあったの。
原作はE.A.ポーの超有名なやつだから書くまでもないけど、いろいろ違うの。
原作の兄妹は夫婦になっているし、ラストもずいぶんちがう。(ので助監督のLuis Buñuelはあきれて降りちゃったとか)
客人がアッシャー家当主Roderickからの手紙を手にその館に辿り着いてみると、Roderickは明らかにおかしくなってて、弱りきった妻Madeleineの肖像画作成に没頭してて、絵が仕上がっていくにつれてMadeleineはどんどん衰弱していって、やがて息絶えてしまう。 納棺の日、Roderickは棺に釘を打ってはならぬ、というのだが召使たちは言うこと聞かなくて、やがて大嵐の日がやってきてすべての扉が開け放たれ、外に目を向けると閉じたはずのお棺の蓋からひらひらがー。
"Mauprat"のときにもかっこいいー、て痺れていたクローズアップやスローモーションが見事な構図のなか、いちいち決まりすぎててすごい。 特に彼岸にいっちゃいそうな/いっちゃっているSir Roderick Usherのギターを弾く姿、絵筆を持つ姿、その虚ろなんだか囚われているんだか判らない目 - 定まることのない目のおっかないこと。
生身の身体から絵画への転写とか、生の世界と死の世界の転換とか、これらが折り重なって倒壊していく世界の妖艶さ。 ゴス、と一言ではいえない力強さがあるの。
廃墟のような館を訪ねる系のホラーとか、"The Shining"にAdams Family, Harry Potterまで、そういう映画 - 闇の向こうに、紙一重で繋がって拡がっているからっぽな世界を描いたやつ - の元祖でもあるな、て思った。
上映メディアについては、「個人の好み」と言っちゃえばよいのかもしれないけど、でもやっぱし35mmフィルムの圧勝だったとおもう。 35mmのほう、冒頭の湿地を抜けていくところの青、というか藍の刺すような深みとか風で煽られる布きれの質感に対して、DCPのほうは隅々まで宙を舞う微細な粒子まで見えるくらい細かく鮮やかなのだが、画面のコントラストは意固地なまでに均質でぺたんこ、みたいな。 これ、音楽のアナログ盤とCDに感じる印象そのままなのだった。 確かに今後の映画配給とか普及にDCPが不可避なのはわかるけど、ああいう35mmを見ちゃうとねえ。
DCP版の音楽、きちんと考証を重ねて、ドビュッシーのオペラ(同名の未完作がある)を題材にして作られたそれは見事だとは思ったものの、もうちょっとダークで錆ついてぎしぎししたのでもよかったかも。
Gary Lucasさんがギターでやっているような音とか。
あと、すばらしかったのが両日の前説で出てきたCinémathèque françaiseのEmilie Cauquyさんで、シネフィル化したRebel Wilsonみたいで、おかっぱで、体はずっとバウンスしてるし、前歯欠けてるし、おもしろい動物みたいだった(話を聞いてやれ話を)。 彼女が解説するんだったら何回でも通ったっていいわ。
3.12.2015
[film] Mauprat (1926)
7日の土曜日、日仏(じゃない、何回いったら...)の「カイエ・デュ・シネマ週間」で見ました。
前半のBruno Dumontは出張で見れなくて、これはなんとしても、だった。
恵比寿映像祭(17時なんて行けるわけないじゃん)でも神代辰巳でもなく、こっちだったの。
原作はジョルジュ・サンドの37年の同名教養小説(読んでない)で、そういえばぜんぜん関係ないけど、ジョルジュと言えば、ここで1月にやった「ジミーとジョルジュを巡って」の特集で見た『異郷生活者たち』 - “The Exiles” (1961) と『光あれ』 - “Let There Be Light” (1946) の2本はすばらしかったの。 書く時間さえあればなー。
貴族のお嬢様のEdmée (Sandra Milovanoff)が道に迷って盗賊にさらわれて連中のお城(実は苗字がおなじの分家本家)に幽閉されて、そしたらその一味にいたBernard (Nino Constantini)ていう若者が寄ってきて目をじっとのぞきこんでいきなり「君が好きだ」ていうの。(あ、英語字幕のサイレントなの。ねんのため)
で、お嬢様は城から抜け出すために彼に擦りよって、救いの軍が攻めてきたどさくさで一緒に外に出て実家に戻るのだが、戻ってみると彼女には婚約者がいて、突然彼に冷たくなって、でも彼はめげずに犬のように寄ってくるので彼女は揺れ始めて、この野蛮なガキを教育してよいこに育ててやろう、とか思うの。 ここから先は少女漫画展開 - 原作小説の邦題 - 『モープラ(男を変えた至上の愛)』、他のヴァリエーションとしては『モープラ(愛は道と共に)』とか - そのままで、なかなか盛りあがるのだった。
同じMaupratていう家名を持つ、異なる境遇に置かれたふたりのそれぞれの立場が上になったり下になったり、愛の名のもとにめまぐるしく変転していくので目が離せないのと、それらの合間合間に 空からぱたんと落ちてくる鳥とか風に揺らぐ木とかのショットがいちいちやたらかっこよくて、実験映画のようで、画面のつくりとテンションでいうとこれは確かに実験としか言いようがなくて、でもエモの力強さもあって、なにこれ、なのだった。
あと、Bernardの顔、特にじっと見つめる目がとっても強くて印象に残るのと、でもEdméeはずっと仏頂面でぼよんてしてて、 Bernardがなんであんなに追い回すのかよくわからないの。 それと城の坊主みたいな役で目つきのやばいおじさんが出てきて、それがLuis Buñuelだったり。
これが1926年て ...
前半のBruno Dumontは出張で見れなくて、これはなんとしても、だった。
恵比寿映像祭(17時なんて行けるわけないじゃん)でも神代辰巳でもなく、こっちだったの。
原作はジョルジュ・サンドの37年の同名教養小説(読んでない)で、そういえばぜんぜん関係ないけど、ジョルジュと言えば、ここで1月にやった「ジミーとジョルジュを巡って」の特集で見た『異郷生活者たち』 - “The Exiles” (1961) と『光あれ』 - “Let There Be Light” (1946) の2本はすばらしかったの。 書く時間さえあればなー。
貴族のお嬢様のEdmée (Sandra Milovanoff)が道に迷って盗賊にさらわれて連中のお城(実は苗字がおなじの分家本家)に幽閉されて、そしたらその一味にいたBernard (Nino Constantini)ていう若者が寄ってきて目をじっとのぞきこんでいきなり「君が好きだ」ていうの。(あ、英語字幕のサイレントなの。ねんのため)
で、お嬢様は城から抜け出すために彼に擦りよって、救いの軍が攻めてきたどさくさで一緒に外に出て実家に戻るのだが、戻ってみると彼女には婚約者がいて、突然彼に冷たくなって、でも彼はめげずに犬のように寄ってくるので彼女は揺れ始めて、この野蛮なガキを教育してよいこに育ててやろう、とか思うの。 ここから先は少女漫画展開 - 原作小説の邦題 - 『モープラ(男を変えた至上の愛)』、他のヴァリエーションとしては『モープラ(愛は道と共に)』とか - そのままで、なかなか盛りあがるのだった。
同じMaupratていう家名を持つ、異なる境遇に置かれたふたりのそれぞれの立場が上になったり下になったり、愛の名のもとにめまぐるしく変転していくので目が離せないのと、それらの合間合間に 空からぱたんと落ちてくる鳥とか風に揺らぐ木とかのショットがいちいちやたらかっこよくて、実験映画のようで、画面のつくりとテンションでいうとこれは確かに実験としか言いようがなくて、でもエモの力強さもあって、なにこれ、なのだった。
あと、Bernardの顔、特にじっと見つめる目がとっても強くて印象に残るのと、でもEdméeはずっと仏頂面でぼよんてしてて、 Bernardがなんであんなに追い回すのかよくわからないの。 それと城の坊主みたいな役で目つきのやばいおじさんが出てきて、それがLuis Buñuelだったり。
これが1926年て ...
3.08.2015
[theatre] A Streetcar Named Desire
6日の金曜日の晩、日本橋でみました。
ここでたまにやっているNational Theatre Liveのシリーズは行きたいと思いつつ行けてなくてようやく。 チケット取ってから上映(演?)が3時間以上(202分)あることに気づいてびっくりしたが、まったくもんだいなかった。
「欲望という名の電車」。上演はロンドンのYoung Vic、まえにOld Vicは行ったことあったが、Young、のほうはなかった。 Broadwayのだと、2005年に、Blanche: Natasha Richardson, Stanley: John C. Reillyていうのを見ている。
舞台には上に延びる階段、扉にリビング、キッチン、ベッドバスまで一通りの生活セットがコンテナのように置かれていて、これがまるごと、ゆっくりと回転していく。客席はそれを囲んでおなじ目線の高さから、或いは見下ろすかたちで彼らの攻防を見守ることになる。
原作のフレンチクォーターの一角のぼろ住居の、みっしりじっとりなかんじはあまりない。
Staley (Ben Foster)とStella (Vanessa Kirby)の夫婦が暮らすその住処に、Stellaの姉のBlanche (Gillian Anderson)がひとりよれよれと転がりこんでくる。
姉妹の実家はかつて裕福な地主だったが、姉のやつれようからすると、全部売っぱらってすっからかんのご様子。 でも態度だけは高慢でおしゃべりで鼻についてべたべただらだら酒びたりで、そのくせ愛ばかり求める彼女のステイは夫婦の間にも姉妹の間にも波紋を起こして、やがていろんな修羅場を呼んでくる。
全てを失ってもなお愛にしがみつこうとするBlancheと、そこから更に奪って搾りとろうとする野卑で野蛮なStanley、そんな彼を憎みつつも彼に支配され、姉を庇いきれないStella、この象徴的な三者の三つ巴の闘い - としか言いようがない - がぐるぐる回る舞台上で執拗に反復され、その挙句に狂気に堕ちるBlancheと、それでもやはり残るものは残り、伝染するものは −
このテーマ設定は原作が書かれた当時よりも間違いなくアクチュアルに、というか単により多く曝されるようになっただけかもしれないけど、すぐそこにあるやつで、「欲望」という名の電車に乗って「地獄」という名の電車に乗り換えて6つ目の角にあるはずなのに決して辿り着けそうにない「極楽」、みんなが知ってるのになぜ、なお。
皮膚の裏側までキズだらけトゲまみれのようなBlanche - Gillian Andersonと全身分厚いゴムの筋肉とタトゥで覆われているようなStanley - Ben Fosterの絡み、特にふたりが闇のなか最後に対峙する場面の殺気はとんでもなくて、あれ、客席からみたら格闘技のように見えたのではないか。
音楽はこの作品のために作られた伴奏もあるのだか、決定的な場面では曲が鳴る。
PJ Harveyの”To Bring You My Love”、Chris Isaakの”Wicked Game”、ラストにはCat Powerの”Troubled Waters”が。 そして吼えるようにSwansの強烈な轟音。
なかでも愛欲と憎悪、野蛮の間で鳴り渡るPJの曲のはまりようときたら。
カメラは定点ではなくて複数、基本は喋っている人物に寄っているのでどうかしら、だったのだがあんまし気にはならなかった。 この作品の場合はこれでよかったけど、劇作の内容によるよね。
どちらにしても映画の画面を見るのとは全然違う経験。
次は5月の”Of Mice and Men”だね。 これはぜったい。
ここでたまにやっているNational Theatre Liveのシリーズは行きたいと思いつつ行けてなくてようやく。 チケット取ってから上映(演?)が3時間以上(202分)あることに気づいてびっくりしたが、まったくもんだいなかった。
「欲望という名の電車」。上演はロンドンのYoung Vic、まえにOld Vicは行ったことあったが、Young、のほうはなかった。 Broadwayのだと、2005年に、Blanche: Natasha Richardson, Stanley: John C. Reillyていうのを見ている。
舞台には上に延びる階段、扉にリビング、キッチン、ベッドバスまで一通りの生活セットがコンテナのように置かれていて、これがまるごと、ゆっくりと回転していく。客席はそれを囲んでおなじ目線の高さから、或いは見下ろすかたちで彼らの攻防を見守ることになる。
原作のフレンチクォーターの一角のぼろ住居の、みっしりじっとりなかんじはあまりない。
Staley (Ben Foster)とStella (Vanessa Kirby)の夫婦が暮らすその住処に、Stellaの姉のBlanche (Gillian Anderson)がひとりよれよれと転がりこんでくる。
姉妹の実家はかつて裕福な地主だったが、姉のやつれようからすると、全部売っぱらってすっからかんのご様子。 でも態度だけは高慢でおしゃべりで鼻についてべたべただらだら酒びたりで、そのくせ愛ばかり求める彼女のステイは夫婦の間にも姉妹の間にも波紋を起こして、やがていろんな修羅場を呼んでくる。
全てを失ってもなお愛にしがみつこうとするBlancheと、そこから更に奪って搾りとろうとする野卑で野蛮なStanley、そんな彼を憎みつつも彼に支配され、姉を庇いきれないStella、この象徴的な三者の三つ巴の闘い - としか言いようがない - がぐるぐる回る舞台上で執拗に反復され、その挙句に狂気に堕ちるBlancheと、それでもやはり残るものは残り、伝染するものは −
このテーマ設定は原作が書かれた当時よりも間違いなくアクチュアルに、というか単により多く曝されるようになっただけかもしれないけど、すぐそこにあるやつで、「欲望」という名の電車に乗って「地獄」という名の電車に乗り換えて6つ目の角にあるはずなのに決して辿り着けそうにない「極楽」、みんなが知ってるのになぜ、なお。
皮膚の裏側までキズだらけトゲまみれのようなBlanche - Gillian Andersonと全身分厚いゴムの筋肉とタトゥで覆われているようなStanley - Ben Fosterの絡み、特にふたりが闇のなか最後に対峙する場面の殺気はとんでもなくて、あれ、客席からみたら格闘技のように見えたのではないか。
音楽はこの作品のために作られた伴奏もあるのだか、決定的な場面では曲が鳴る。
PJ Harveyの”To Bring You My Love”、Chris Isaakの”Wicked Game”、ラストにはCat Powerの”Troubled Waters”が。 そして吼えるようにSwansの強烈な轟音。
なかでも愛欲と憎悪、野蛮の間で鳴り渡るPJの曲のはまりようときたら。
カメラは定点ではなくて複数、基本は喋っている人物に寄っているのでどうかしら、だったのだがあんまし気にはならなかった。 この作品の場合はこれでよかったけど、劇作の内容によるよね。
どちらにしても映画の画面を見るのとは全然違う経験。
次は5月の”Of Mice and Men”だね。 これはぜったい。
[log] Singaporeそのた - February 2015
まだ一週間前のことだというのに、あんまし思いだすことができない。
低気圧ひどいし、粉が目を直撃してくるのでなんのやるきもでないし、やること多すぎやしないか。
行きの飛行機は深夜0時の搭乗だったので映画みないでそのままぐーぐーねた。
でも着陸1時間くらい前には目覚めてしまい、なんか見たいのあるかなーと思って、久々に “You've Got Mail” (1998) でも見てみよう、と。
ストーリーはどうでもよいとして(あれこれ言わなくたっていい、てことよ)、いまモデムのぴーひゃら音がわかる若者とかいるのかしら、そもそもモデムって死語かしら、とかAOLのブラウザなつかし、とか、この頃はスタバの扱いなんてこんなもんだったのよね、とか、結局このあと大規模書店みんな、Amazonに負けちゃって堅めのインディー書店のほうが生き残っちゃったねえ、とか、いろいろ感慨深かった。
この作品て、”The Shop Around the Corner" (1940)の伝統を正しく継承した文通ラブコメの最後の姿になったのかしら、SNSの時代以降、こういうのはもう、いよいよ成立しなくなったのかしら。
木曜の晩ごはんは、海沿い(East Coast?)でカニたべた。ブラックペッパークラブとチリクラブ。
ぶっ叩かれてブツ切りされたでっかいカニが黒胡椒ソースとかチリソースとかにべしゃべしゃにまぶされて出てきて、ソースはきれいにシャツに飛び散ってくれやがって。 そりゃおいしくなくはないけど、こんなにごつくでっかく立派に育ってばりばりに硬い甲羅もできてたのに、こんなふうにバラされてチリソースにまぶされるのってとっても屈辱だろうなあ、て思ってしまって集中できない、ていうか身をほぐすのに集中するとそういうことばかり頭に浮かんでくるのだった。
金曜の晩ごはんは、どこだかよくわかんない住宅街みたいなところでアメリカのBBQを。
St Louis Pork Spare Ribsとかがあって、あまりに普通にあたりまえにアメリカのBBQとかBafflo wingsがどかどか出てきて、聞くとお肉ごとアメリカから輸入しているのだと。 というわけでアメリカのほうにホームシックになってしまうのだった。
土曜日の昼ごはん - 映画を見る前 - は、映画館の対角線反対側のION Orchardの地下街にあった御寶粥麺専家(Imperial Treasure Noodle & Congee House)ていうとこでひとりお粥と皮蛋。 食堂街でここだけ混んで並んでいたので入ってみたらやっぱりおいしくて、ついでにエッグタルトも戴いた。
映画の後は、タクシーに乗ってBotanic Gardensに行った。 Orchid Garden以外は無料で、歩いているだけで熱帯系の変な植物、だけじゃないいろんなのが次から次に現れるので飽きない。 Ginger Gardenで、数台のカメラが這いつくばって数メートル先のちっちゃい何か(動いているようだったがちっちゃすぎてわからず)を撮ろうとしていて、彼らの背後でなにかとっても不謹慎なことをしたくなったが、がまんした。
それにしても、New YorkのともBrooklynのともKewのともちょっとずつ違うもんだねえ。
(そりゃそうか、ひとんちの庭だってぜんぶ違うしね)
陽射しが強くなかったらもう少しうろうろしたかったのだが、5時過ぎにタクシーでもどった。
帰りの便は夜の10時発で、映画のリストだけは3月のに更新されていて、”Horrible Bosses 2”があったのでこれだけみる。
Nick (Jason Bateman), Kurt (Jason Sudeikis) , Dale (Charlie Day) の3人はもう上司に縛られるのまっぴら、と自分たちでベンチャー立ち上げて独自開発のシャワーヘッド(シャンプーもコンディショナーも自動で出てくる... )を売り出そうとしていて、そしたらある会社がすごいオーダー入れてきたので舞いあがったらそこの経営者(Christoph Waltz)も息子(Chris Pine)もひでえ奴らで、あたまきて息子を誘拐してやれ、とか言ってたらファザコンの息子もその計画に入ってきて。
かつてのBossたち - Kevin Spaceyも獄中からあれこれ言ってくるしJennifer Anistonもちゃんと出てくるし、他にJamie Foxxなんかも出てきて、キャストだけはやたら豪華で、でもブラック上司の話とは関係ない、ぼんくら3人のどたばたでしかなくて、でもそこそこおもしろいからいいかー、程度。 めちゃくちゃお下品な言葉を吐き続けるJennifer Anistonさんがたまんないの。 あとChris Pineのしょうもない崩れっぷりと。
こんなもんかしら。 もう当分シンガポールはいいかも。
低気圧ひどいし、粉が目を直撃してくるのでなんのやるきもでないし、やること多すぎやしないか。
行きの飛行機は深夜0時の搭乗だったので映画みないでそのままぐーぐーねた。
でも着陸1時間くらい前には目覚めてしまい、なんか見たいのあるかなーと思って、久々に “You've Got Mail” (1998) でも見てみよう、と。
ストーリーはどうでもよいとして(あれこれ言わなくたっていい、てことよ)、いまモデムのぴーひゃら音がわかる若者とかいるのかしら、そもそもモデムって死語かしら、とかAOLのブラウザなつかし、とか、この頃はスタバの扱いなんてこんなもんだったのよね、とか、結局このあと大規模書店みんな、Amazonに負けちゃって堅めのインディー書店のほうが生き残っちゃったねえ、とか、いろいろ感慨深かった。
この作品て、”The Shop Around the Corner" (1940)の伝統を正しく継承した文通ラブコメの最後の姿になったのかしら、SNSの時代以降、こういうのはもう、いよいよ成立しなくなったのかしら。
木曜の晩ごはんは、海沿い(East Coast?)でカニたべた。ブラックペッパークラブとチリクラブ。
ぶっ叩かれてブツ切りされたでっかいカニが黒胡椒ソースとかチリソースとかにべしゃべしゃにまぶされて出てきて、ソースはきれいにシャツに飛び散ってくれやがって。 そりゃおいしくなくはないけど、こんなにごつくでっかく立派に育ってばりばりに硬い甲羅もできてたのに、こんなふうにバラされてチリソースにまぶされるのってとっても屈辱だろうなあ、て思ってしまって集中できない、ていうか身をほぐすのに集中するとそういうことばかり頭に浮かんでくるのだった。
金曜の晩ごはんは、どこだかよくわかんない住宅街みたいなところでアメリカのBBQを。
St Louis Pork Spare Ribsとかがあって、あまりに普通にあたりまえにアメリカのBBQとかBafflo wingsがどかどか出てきて、聞くとお肉ごとアメリカから輸入しているのだと。 というわけでアメリカのほうにホームシックになってしまうのだった。
土曜日の昼ごはん - 映画を見る前 - は、映画館の対角線反対側のION Orchardの地下街にあった御寶粥麺専家(Imperial Treasure Noodle & Congee House)ていうとこでひとりお粥と皮蛋。 食堂街でここだけ混んで並んでいたので入ってみたらやっぱりおいしくて、ついでにエッグタルトも戴いた。
映画の後は、タクシーに乗ってBotanic Gardensに行った。 Orchid Garden以外は無料で、歩いているだけで熱帯系の変な植物、だけじゃないいろんなのが次から次に現れるので飽きない。 Ginger Gardenで、数台のカメラが這いつくばって数メートル先のちっちゃい何か(動いているようだったがちっちゃすぎてわからず)を撮ろうとしていて、彼らの背後でなにかとっても不謹慎なことをしたくなったが、がまんした。
それにしても、New YorkのともBrooklynのともKewのともちょっとずつ違うもんだねえ。
(そりゃそうか、ひとんちの庭だってぜんぶ違うしね)
陽射しが強くなかったらもう少しうろうろしたかったのだが、5時過ぎにタクシーでもどった。
帰りの便は夜の10時発で、映画のリストだけは3月のに更新されていて、”Horrible Bosses 2”があったのでこれだけみる。
Nick (Jason Bateman), Kurt (Jason Sudeikis) , Dale (Charlie Day) の3人はもう上司に縛られるのまっぴら、と自分たちでベンチャー立ち上げて独自開発のシャワーヘッド(シャンプーもコンディショナーも自動で出てくる... )を売り出そうとしていて、そしたらある会社がすごいオーダー入れてきたので舞いあがったらそこの経営者(Christoph Waltz)も息子(Chris Pine)もひでえ奴らで、あたまきて息子を誘拐してやれ、とか言ってたらファザコンの息子もその計画に入ってきて。
かつてのBossたち - Kevin Spaceyも獄中からあれこれ言ってくるしJennifer Anistonもちゃんと出てくるし、他にJamie Foxxなんかも出てきて、キャストだけはやたら豪華で、でもブラック上司の話とは関係ない、ぼんくら3人のどたばたでしかなくて、でもそこそこおもしろいからいいかー、程度。 めちゃくちゃお下品な言葉を吐き続けるJennifer Anistonさんがたまんないの。 あとChris Pineのしょうもない崩れっぷりと。
こんなもんかしら。 もう当分シンガポールはいいかも。
3.03.2015
[film] Kingsman: The Secret Service (2014)
28日の土曜日ごご、仕事は午前で終って、ごごはどこでどう過ごすべきか。飛行機が飛ぶのは晩の10時。
午後いっぱいシンガポールの街中をうろうろしたら熱射病になりそうな気がしたので、映画を見ることにして、Shaw Theatres - Lido Cineplexていうとこにタクシーで行ってみた。 伊勢丹が入っているビルの5階とかにあるシネコン。
このShawって、あのShaw BrothersのShawなの?
コミック原作のMatthew Vaughn新作なら、眠くなることはないじゃろう、て。
いやー、ふんとバカみたいでおもしろかったー。
冒頭、Dire Straitsががんがん鳴る中、中東で人質救出劇みたいのがあって、それに失敗してあるスパイが死んじゃって、その遺族を訪ねたリーダーのHarry (Colin Firth)が彼の息子にメダルみたいのを渡して、なにか困ったらここに連絡するんだよぼうや、ていうの。
で、そのガキ - 'Eggsy' (Taron Egerton)は成長して町のチンピラになって警察にお世話になったところで電話したらHarryがやってきて、Kingsmanていうスパイ組織に誘われ、そのまま訓練施設に送られて、候補生達とサバイバル特訓を経て一人前のスパイになるまでと、Samuel L. Jackson率いる悪の大富豪組織の世界征服を阻止すべく対抗するKingsmanの戦いを描く。
Kingsmanていうのは第一次大戦の頃からある英国紳士の伝統を重んじる私兵組織で、でも残っているのはじじいのArthur (Michael Caine)とHarryとMerlin (Mark Strong)くらいで、でもお金はいっぱいあるので武器とか兵器とかすごくて、訓練もなんかめちゃくちゃなのだが、とにかくEggsyはサバイバルして、悪との戦いに加わることになる。
“Kick-Ass”がヒーローとは何かという問いかけを親子鷹とぼんくらの成長物語のなかに冗談まじりに、しかし真摯に問うたのと同じように、いかにも英国的な師弟愛のなかに紳士とは、スパイとはなんぞや、を追っかけて、でもとにかく最後は痛快かつ爆裂などんぱちがくるのでそんなのどうでもよくなる。
“Kick-Ass”のちびっこ殺戮を遥かに凌ぐスケールで、”The King's Speech”の吃音の王様Georgeが蹴って殴って刺して撃ちまくって殺しまくるのとか、セレブ連中の脳天花火大会とか、あそこまでやってくれるのなら文句ないの。 英国紳士もくそもないのよ。
あ、パグ好きは絶対みるべし。
午後いっぱいシンガポールの街中をうろうろしたら熱射病になりそうな気がしたので、映画を見ることにして、Shaw Theatres - Lido Cineplexていうとこにタクシーで行ってみた。 伊勢丹が入っているビルの5階とかにあるシネコン。
このShawって、あのShaw BrothersのShawなの?
コミック原作のMatthew Vaughn新作なら、眠くなることはないじゃろう、て。
いやー、ふんとバカみたいでおもしろかったー。
冒頭、Dire Straitsががんがん鳴る中、中東で人質救出劇みたいのがあって、それに失敗してあるスパイが死んじゃって、その遺族を訪ねたリーダーのHarry (Colin Firth)が彼の息子にメダルみたいのを渡して、なにか困ったらここに連絡するんだよぼうや、ていうの。
で、そのガキ - 'Eggsy' (Taron Egerton)は成長して町のチンピラになって警察にお世話になったところで電話したらHarryがやってきて、Kingsmanていうスパイ組織に誘われ、そのまま訓練施設に送られて、候補生達とサバイバル特訓を経て一人前のスパイになるまでと、Samuel L. Jackson率いる悪の大富豪組織の世界征服を阻止すべく対抗するKingsmanの戦いを描く。
Kingsmanていうのは第一次大戦の頃からある英国紳士の伝統を重んじる私兵組織で、でも残っているのはじじいのArthur (Michael Caine)とHarryとMerlin (Mark Strong)くらいで、でもお金はいっぱいあるので武器とか兵器とかすごくて、訓練もなんかめちゃくちゃなのだが、とにかくEggsyはサバイバルして、悪との戦いに加わることになる。
“Kick-Ass”がヒーローとは何かという問いかけを親子鷹とぼんくらの成長物語のなかに冗談まじりに、しかし真摯に問うたのと同じように、いかにも英国的な師弟愛のなかに紳士とは、スパイとはなんぞや、を追っかけて、でもとにかく最後は痛快かつ爆裂などんぱちがくるのでそんなのどうでもよくなる。
“Kick-Ass”のちびっこ殺戮を遥かに凌ぐスケールで、”The King's Speech”の吃音の王様Georgeが蹴って殴って刺して撃ちまくって殺しまくるのとか、セレブ連中の脳天花火大会とか、あそこまでやってくれるのなら文句ないの。 英国紳士もくそもないのよ。
あ、パグ好きは絶対みるべし。
3.01.2015
[film] Fifty Shades of Grey (2015)
シンガポール2日め、27日金曜の晩の9:30に見ました。Cathay - Cineleisure Orchard ていうとこ。
ホテルの近所に映画館があったわけではないので、自分で探してタクシーで行って戻ってなかなか面倒だった。
この映画、日本でもやっているわけだが、ボカシ問題でたぶん頭きて集中できなくなってしまうだろうから、海外で見ようと - シンガポールではR21指定だし。 座席指定で20分前にいったらほぼ満席でびっくりした。
シアターはTHXとDolbyばりばり、音はすんごくよくて、 お客さんのマナーはあんまし - アメリカとおなじような。
原作は読んでいない、けど"Twilight”からの派生モノならたぶんだいじょうぶ。
ストーリーとかはいいよね。
ぼんやりした英文学専攻女子学生のAnastasia Steele (Dakota Johnson)が大富豪のChristian Grey (Jamie Dornan)と出会って、Greyは不思議とあれこれ寄ってきて、これは愛なのかしら、と思っていたらぼくは恋愛はしない、とか言ってある契約の話を持ち出してくる。
“Twilight”が典型的な少女漫画目線で本来おどろおどろの吸血鬼モノをソフトにドリーミィに再構築してみせたのと同じことを、SMモノに対してやっている。
であるからSMモノで提示されがちの情念とか業とか限界越えみたいなこと(憶測だよ)は、すべて契約条項のなかに明文化されていて、しかもNegotiableであると、さらにDue diligenceまであると。これなら初めての(でも英文学専攻なのよ侮らないで)わたしでもだいじょうぶかも、になるに違いないのだが、こんなの作ったり、部屋とか道具とか用意したりする余力があるなら、そういうサービスのとこ行けば使えば、とは言うまい。
というわけで、“Twilight”に叩き込んだつっこみは殆どそのまま適用可能なのだが、画面も音楽もとっても控えめに綺麗できちんとしているので、ま、いいか、になるの。
特にDakota Johnsonさんは見事で、Jamie Dornanさんはもうちょっと堂々としててもよかったかも - Ryan Goslingとまでは言わない、Robert Pattinsonでよかったのにな。
でも”Twilight”の世界が実現した怖くない吸血鬼モノ、という建付けが今回の、やらしくないSMポルノというものへの適用において正しく機能しているのかというと、どうなのだろうか。 「血を吸わせろ」はまあ冗談ですんじゃうことが多いけど、「いいからやらせろ!」は「…」になってしまいやしないだろうか、と。
愛は血(族)を超えられるのか、というテーマはわかりやすいけど、SMて血というより気質みたいなとこだから、難しいよね。(そこでなにが? と聞いてはいけない)
それにしても、この内容と画面でどこをどうボカすというのか? あたまおかしいんじゃないか。
あと、中国語(たぶん)の漢字の字幕が付いてて、日頃の習慣でつい字幕のほうも追ってしまうのでなかなか混乱した。漢字ってところどころわかっちゃうところもあるし。 Mr.Greyは「格雷先生」で、Anastasiaは、「安娜塔希姫」なの。 そこはいいとして、場内爆笑だった契約条項のネゴのシーン、字幕で漢字で出てくるものがなかなかびっくりで集中できなくて困った。
続編(あるかどうかも知らない)は”Twilight”の狼くんに相当する超M男がライバルとして現れるとか、Anastasiaが対案としての「純愛」契約を持ちこんでくるとか。 Greyのすべてを握っているTaylorが実は、とか。
Dakota JohnsonさんのSNL見たかったよう。 ぜったいおもしろかったはず。
ホテルの近所に映画館があったわけではないので、自分で探してタクシーで行って戻ってなかなか面倒だった。
この映画、日本でもやっているわけだが、ボカシ問題でたぶん頭きて集中できなくなってしまうだろうから、海外で見ようと - シンガポールではR21指定だし。 座席指定で20分前にいったらほぼ満席でびっくりした。
シアターはTHXとDolbyばりばり、音はすんごくよくて、 お客さんのマナーはあんまし - アメリカとおなじような。
原作は読んでいない、けど"Twilight”からの派生モノならたぶんだいじょうぶ。
ストーリーとかはいいよね。
ぼんやりした英文学専攻女子学生のAnastasia Steele (Dakota Johnson)が大富豪のChristian Grey (Jamie Dornan)と出会って、Greyは不思議とあれこれ寄ってきて、これは愛なのかしら、と思っていたらぼくは恋愛はしない、とか言ってある契約の話を持ち出してくる。
“Twilight”が典型的な少女漫画目線で本来おどろおどろの吸血鬼モノをソフトにドリーミィに再構築してみせたのと同じことを、SMモノに対してやっている。
であるからSMモノで提示されがちの情念とか業とか限界越えみたいなこと(憶測だよ)は、すべて契約条項のなかに明文化されていて、しかもNegotiableであると、さらにDue diligenceまであると。これなら初めての(でも英文学専攻なのよ侮らないで)わたしでもだいじょうぶかも、になるに違いないのだが、こんなの作ったり、部屋とか道具とか用意したりする余力があるなら、そういうサービスのとこ行けば使えば、とは言うまい。
というわけで、“Twilight”に叩き込んだつっこみは殆どそのまま適用可能なのだが、画面も音楽もとっても控えめに綺麗できちんとしているので、ま、いいか、になるの。
特にDakota Johnsonさんは見事で、Jamie Dornanさんはもうちょっと堂々としててもよかったかも - Ryan Goslingとまでは言わない、Robert Pattinsonでよかったのにな。
でも”Twilight”の世界が実現した怖くない吸血鬼モノ、という建付けが今回の、やらしくないSMポルノというものへの適用において正しく機能しているのかというと、どうなのだろうか。 「血を吸わせろ」はまあ冗談ですんじゃうことが多いけど、「いいからやらせろ!」は「…」になってしまいやしないだろうか、と。
愛は血(族)を超えられるのか、というテーマはわかりやすいけど、SMて血というより気質みたいなとこだから、難しいよね。(そこでなにが? と聞いてはいけない)
それにしても、この内容と画面でどこをどうボカすというのか? あたまおかしいんじゃないか。
あと、中国語(たぶん)の漢字の字幕が付いてて、日頃の習慣でつい字幕のほうも追ってしまうのでなかなか混乱した。漢字ってところどころわかっちゃうところもあるし。 Mr.Greyは「格雷先生」で、Anastasiaは、「安娜塔希姫」なの。 そこはいいとして、場内爆笑だった契約条項のネゴのシーン、字幕で漢字で出てくるものがなかなかびっくりで集中できなくて困った。
続編(あるかどうかも知らない)は”Twilight”の狼くんに相当する超M男がライバルとして現れるとか、Anastasiaが対案としての「純愛」契約を持ちこんでくるとか。 Greyのすべてを握っているTaylorが実は、とか。
Dakota JohnsonさんのSNL見たかったよう。 ぜったいおもしろかったはず。
[film] Begin Again (2013)
22日の日曜日の昼間、新宿でみました。 「はじまりのうた」
全編NYでロケした音楽もので、Keira KnightleyとMark Ruffaloが主演してて、Catherine Keenerも出てて、プロデュースにJudd Apatowも参加、ときたら見ないわけにはいかない。
ダウンタウンのライブ小屋のアマチュアナイトで強引にステージに上げられたGretta (Keira Knightley)の弾き語りを聴いた酔っ払いのDan (Mark Ruffalo)がこれだ、こいつだ、て喝采するところから始まってふたりが出会うまでの経緯と、ここからのふたりのリベンジを含めた再出発を描く。
もともとGrettaは彼のDave (Adam Levine)と一緒に音楽を作っていて、そのレコーディング契約でNYにやってきたのだが、会社が必要としていたのは彼のほうで、こいつはプローモーションで西に行ったときに別の女の子とできちゃったので、彼女は同居部屋を飛び出して旧知の路上ミュージシャンのとこに転がり込んで、Danはかつては名の知れたA&Rマンとして90年代(たぶん)にレーべルを興したものの最近の業界のやりかたについて行けずに飲んだくれてて、会社のパートナーと大喧嘩して辞めちゃったところで。
こうして、過去をすっかり清算しすっからかんで路上に迷い出てしまったふたりは、いろんなツテでミュージシャンを集めてNYのいろんな場所で野外ライブレコーディングしよう、て大所帯のバンドごと駆け回って、そうしてできあがったデモをどうしようかー。
風のように集められたいろんなのを再び風のもとに散らして、さて。
という現代の都市の夢物語を”Once” (2006)の監督はものすごい気負いも泣きも感動もなく、あっさり風味のラブコメのように仕上げていて、それ故にこれってひょっとしたら… みたいなかんじすら漂うところはさすが。 “Once”みたいにミュージカルにも転用化。
でもこれ、Tokyoではぜったいに起こらないよね。
Keira Knightleyさんは、あの役にしては線が細すぎやしないか、とちょっとだけ思うけど、歌も素敵だし、Mark Ruffaloさんはぷーんと匂ってきそうな小汚い怪しい中年男を見事に。
Danの娘Violetを演じるHailee Steinfeldさんは、”True Grit” (2010)の女の子なのね。
Grettaの彼役のAdam Levineであるが、わたしはMaroon 5を冗談バンドとしてしか見たことがなくて、彼の背後に終始Will Ferrellの影がちらつくものだから、おかしくてしょうがなかった。
朝ふたりが会う場所がSchiller's Liquor Barだった。 ほんとに朝食にはよいところなの。
あと、ちらっと映ったのはCongee Village ? 数少ないお粥場なの。
全編NYでロケした音楽もので、Keira KnightleyとMark Ruffaloが主演してて、Catherine Keenerも出てて、プロデュースにJudd Apatowも参加、ときたら見ないわけにはいかない。
ダウンタウンのライブ小屋のアマチュアナイトで強引にステージに上げられたGretta (Keira Knightley)の弾き語りを聴いた酔っ払いのDan (Mark Ruffalo)がこれだ、こいつだ、て喝采するところから始まってふたりが出会うまでの経緯と、ここからのふたりのリベンジを含めた再出発を描く。
もともとGrettaは彼のDave (Adam Levine)と一緒に音楽を作っていて、そのレコーディング契約でNYにやってきたのだが、会社が必要としていたのは彼のほうで、こいつはプローモーションで西に行ったときに別の女の子とできちゃったので、彼女は同居部屋を飛び出して旧知の路上ミュージシャンのとこに転がり込んで、Danはかつては名の知れたA&Rマンとして90年代(たぶん)にレーべルを興したものの最近の業界のやりかたについて行けずに飲んだくれてて、会社のパートナーと大喧嘩して辞めちゃったところで。
こうして、過去をすっかり清算しすっからかんで路上に迷い出てしまったふたりは、いろんなツテでミュージシャンを集めてNYのいろんな場所で野外ライブレコーディングしよう、て大所帯のバンドごと駆け回って、そうしてできあがったデモをどうしようかー。
風のように集められたいろんなのを再び風のもとに散らして、さて。
という現代の都市の夢物語を”Once” (2006)の監督はものすごい気負いも泣きも感動もなく、あっさり風味のラブコメのように仕上げていて、それ故にこれってひょっとしたら… みたいなかんじすら漂うところはさすが。 “Once”みたいにミュージカルにも転用化。
でもこれ、Tokyoではぜったいに起こらないよね。
Keira Knightleyさんは、あの役にしては線が細すぎやしないか、とちょっとだけ思うけど、歌も素敵だし、Mark Ruffaloさんはぷーんと匂ってきそうな小汚い怪しい中年男を見事に。
Danの娘Violetを演じるHailee Steinfeldさんは、”True Grit” (2010)の女の子なのね。
Grettaの彼役のAdam Levineであるが、わたしはMaroon 5を冗談バンドとしてしか見たことがなくて、彼の背後に終始Will Ferrellの影がちらつくものだから、おかしくてしょうがなかった。
朝ふたりが会う場所がSchiller's Liquor Barだった。 ほんとに朝食にはよいところなの。
あと、ちらっと映ったのはCongee Village ? 数少ないお粥場なの。
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