28日の土曜日ごご、仕事は午前で終って、ごごはどこでどう過ごすべきか。飛行機が飛ぶのは晩の10時。
午後いっぱいシンガポールの街中をうろうろしたら熱射病になりそうな気がしたので、映画を見ることにして、Shaw Theatres - Lido Cineplexていうとこにタクシーで行ってみた。 伊勢丹が入っているビルの5階とかにあるシネコン。
このShawって、あのShaw BrothersのShawなの?
コミック原作のMatthew Vaughn新作なら、眠くなることはないじゃろう、て。
いやー、ふんとバカみたいでおもしろかったー。
冒頭、Dire Straitsががんがん鳴る中、中東で人質救出劇みたいのがあって、それに失敗してあるスパイが死んじゃって、その遺族を訪ねたリーダーのHarry (Colin Firth)が彼の息子にメダルみたいのを渡して、なにか困ったらここに連絡するんだよぼうや、ていうの。
で、そのガキ - 'Eggsy' (Taron Egerton)は成長して町のチンピラになって警察にお世話になったところで電話したらHarryがやってきて、Kingsmanていうスパイ組織に誘われ、そのまま訓練施設に送られて、候補生達とサバイバル特訓を経て一人前のスパイになるまでと、Samuel L. Jackson率いる悪の大富豪組織の世界征服を阻止すべく対抗するKingsmanの戦いを描く。
Kingsmanていうのは第一次大戦の頃からある英国紳士の伝統を重んじる私兵組織で、でも残っているのはじじいのArthur (Michael Caine)とHarryとMerlin (Mark Strong)くらいで、でもお金はいっぱいあるので武器とか兵器とかすごくて、訓練もなんかめちゃくちゃなのだが、とにかくEggsyはサバイバルして、悪との戦いに加わることになる。
“Kick-Ass”がヒーローとは何かという問いかけを親子鷹とぼんくらの成長物語のなかに冗談まじりに、しかし真摯に問うたのと同じように、いかにも英国的な師弟愛のなかに紳士とは、スパイとはなんぞや、を追っかけて、でもとにかく最後は痛快かつ爆裂などんぱちがくるのでそんなのどうでもよくなる。
“Kick-Ass”のちびっこ殺戮を遥かに凌ぐスケールで、”The King's Speech”の吃音の王様Georgeが蹴って殴って刺して撃ちまくって殺しまくるのとか、セレブ連中の脳天花火大会とか、あそこまでやってくれるのなら文句ないの。 英国紳士もくそもないのよ。
あ、パグ好きは絶対みるべし。
3.03.2015
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